収束させたレーザー光で材料を高温で蒸発させ、溝を掘ったり切断したりします。
いろいろなものが簡単に切断できますが、一部加工禁止の材料があります。
レーザーの種類や出力によって、加工できるものやその程度が変わってきます。当施設で持っているのはCO2レーザー機になります。
Podea Zero Corsa (ポデア) :CO2レーザー(金属発振菅)、出力40W、加工エリア300×600mmx高さ140mm
加工したいデータを読み込んで、レーザー加工機を動かして加工します。
バージョンアップを繰り返して、現在新旧3種類になりました。どれでも使えますが、機能追加や不具合対応等された新しいものの方がおすすめです。
講習会では最新板を前提に操作方法を説明します。
最初の制御ソフトです。
対象OSをWindowsに絞った最新の制御ソフトです。メーカーでは、今後はこちらの制御ソフトに1本化してゆくとのことです。
当施設では、当面は上記の2種類の制御ソフトも使えるようにしておきますが、今後新しい機能の追加はPodea Appのみにされてゆくことになります。
非常に強い光をレンズで集めて、その熱でピンポイントで材料を焼いて加工(固体⇒気体)するだけなので、本来はあまり材料を選ばないはずですが、いろいろな理由から加工できない素材もあります。
※レンズの焦点は1点になりますので、材料の深い場所には焦点が合わなくなり光が弱まります。また、光が遮られても加工できません。そのため、材料が厚い場合はどのくらいまで切断ができるか、テスト加工が必要です(これまでアクリルは5mm、MDFは9mmまでは切断したことがありますが、それ以上は要確認です。アクリルはもっといけると思いますが、厚いMDFは切断面が炭化して斜めになってくるので、このあたりが実用上限界だと思います)。