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tools:3dprint:filament:index.html

各種フィラメント

これまでに購入して使ったフィラメントや保管用具について、まとめておきます。

フィラメントについては、メーカーをあまり固定せず色々なブランドのものを購入して試してみるようにしてきました。同じメーカーでも色々な種類を出していたりするので一概には判断できませんが、実際に使ってみた製品の個別の感想というぐらいに参考にしてください。

メーカー・ブランド別

PLA(ポリ乳酸)

やや硬めで細部がきれいに造形でき、FFF方式で一番良く使われており価格も安価。様々な添加物により色や質感のバリエーションも豊富。
φ1.75mmの1Kgのリールを主に使っています。

eSUN(PLA+)

  • リールの縁2箇所にテープ止めは初めて見ました機構模型のプリントは強度重視にしたいので、DEMAブランドのPLA-F(PLAとABSのブレンド)を使っていましたが、DEMA自体がもはや見当たらなくなっているので、代わりをと探したものです。こちらも靭性、耐衝撃性を強化したタイプのPLAの一種とのことです。DEMAよりやや硬目です。
  • 開封してみると、念入りにテープでフィラメントを2箇所固定してありました。いつもフィラメントを止めるのに使っているのと似たテープです。
  • AMAZONのレビューでは良いコメントが多かったのですが、実際に使っているうちにそりは出るわ、糸を引くわ、定着しにくいわと、他のフィラメントが問題なくプリントできている中できれいにプリントできなくなってしまいました。梅雨の時期だったので湿気を吸ってしまったのかとも思いましたが、それにしても短期間で悪化してしまい、あまり印象が良くありません。


STVictory(PLA+)

  • 機構模型の出力用に使い始めたeSun PLA+がだめになったきたので、その代わりにと購入したPLA+です。
  • やや固めな印象ですが、もう少し使ってみて評価します。
  • プリントテストでは、全体的にはいいものの、幾つか気になる点もあります。ただし、細部のディテールよりも強度重視の機構模型に使いますので大丈夫ではないかと思っています。
  • 底面積が小さい形状の部分では反りが出やすいです。


QIDI純正(本体同梱)

メーカー名とかは書いてありません

  • 3Dプリンターの本体に同梱されてくるフィラメントです。購入した本体のプリント品質の印象を判断するのに使われてしまうため、同梱品は本体メーカーが細心の注意を持って選んでいると思われます。確かにきれいでかっちりとしたプリントができました。


Maestro(ATOM)純正(本体同梱)

プリンター名の入ったいかにも純正品。側面は厚紙製です

  • こちらも3Dプリンターの本体に同梱されてくるフィラメントです。QIDIのより多少やわらかさがあり、表面がつるっとしています。こちらもきれいにプリントできます。


Overture (マット)

おまけつき!田舎そばを思わせる色です

  • PLA素材は、大なり小なり表面に光沢がありますが、プリントするものによっては、艶がない方が良い場合があります。
    これは、つや消しにプリントできるのを売りにしたフィラメントです。たまたま色がカーキ色のため、木材か土のような感じに仕上がります。とはいってもきめが粗いわけではなく、精密感は残しつつ他と違った感じにできるので気に入っています。
  • ビルドシートとノズル高さ調整用のシートがおまけで付いていました。


RepRapper

実物は明るいです

  • こちらは、あまり見ない鮮やかな黄色のフィラメントということで、色で選びました。


Ankun

この色がいいです

  • こちらも色で。あまり見ない明るめの青色です。フィラメントが全体によれがあって、プリント途中で絡んでしまうことがありました。




Longsell (シルク/メタリック)

ギラギラしてます

  • メダル作成のワークショップ用に購入したメタリックの金色です。メタリックはメーカーによって色合いが結構違い、AMAZONの比較レビューを参考にさせてもらいましたが、実際に現物を見ないと微妙なところはわかりません。この金色は誰が見ても金、金の絵の具の色といった感じです。


Hello3D (シルク/メタリック)

2色です

  • 同じくメタリックの銀/銅色です。こちらの色は、銀は明るめでアルミっぽくもあり、銅は赤みの強いいかにも銅といった色です。メタリックは滑らかな表面は磨くと光沢が増します。
    厚みを薄くすると向こうが透けて見えます。メタリックの色調のために透明度を持たせていると思われます。
  • 積層時のフィラメントは縦方向に強く、伸びたとしても切れにくく、横方向に引っ張ると繊維同士を剥がすことが出来ます。積層を薄くするとやわらかくぐにゃぐにゃのシートになります。
  • 上記の性質を利用して、通常は除去するのが面倒なbrimをきれいに剥がすことができます。モデルのまわりについたbrimも繊維1本単位で引き剥がせるので、切ったり削ったりせずとも本来のモデルの部分をきちんと取り出すことができます。
  • ビルドシートと接する面積が小さいモデルで、反りの発生を経験しました。同時に小さなダマのような凸凹もあちこちに見られました。


Gnvtntp(ミニリール(4色セット)、シルク/メタリック)

見るからにおいしそうです

  • メタリックはあまり使う用途がなく余ってしまいがちなので、このようにミニサイズで多色販売してくれるとありがたいです。
  • 金、銀、銅、青銅(緑っぽく、メタリックな茶そばの感じ)で250gずつ4リール
  • 発色は鮮やかで、特に金は影の部分がオレンジががって金属の金とは少し違った良さがあります。
  • こちらはプリントテストを行っていません。
  • 最近ではマット系の色の4色セットも出ているようです。


Extek

  • Maestro(ATOM)本体の購入時(2016)に、このブランド(台湾)の様々な種類をまとめて購入したものです。まだ結構残っていて実際使ってもいますが、もはや検索しても見つからないので詳細は書きません。そのうちのいくつかは、湿気を吸って簡単に折れるようになってしまいました。


DEMA(PLA-F)

PLA-Fと書いてあります

  • PLA-FはPLAにABSをブレンドしたものということで、プリント条件(温度がやや高め)には注意です。
  • 立体の形状をきちんと確認したいときには、明るめの中間色で彩度の低い色が一番見やすいので買ってみたものです。買うときはPLAだと思っていました。
  • 明るいグレーで、巻きがきれいにそろった幅広のリールです。
  • 柔らかめの樹脂で、部品の角も鈍い感じですが、機構模型のパーツに使うと、この柔らかさ具合が部品同士の干渉やはめ込みの際の無理をうまい具合に吸収してくれて、ベストな材料でした。いまではこのブランドは見当たらないので惜しいところです。


PETG(強化ポリエチレンテレフタレート)

強度が高く、柔軟性もあります。プリント温度はやや高め。色は透明が基本でバリエーションは限られます。

eSUN

きれいな透明です

  • プリントテストと温度条件については、ホームページの投稿記事(2020年6月30日)が既にありますので、こちらへ。




Modooray

開けてません

  • まだ封を切っていません。






TPU(熱可塑性ポリウレタン)

柔軟性がありゴムのように伸び縮みするため、他の硬いフィラメントとは異なる用途の造形品を作れます。プリント温度は高め。

PRILINE

やや固めの製品です

  • プリントテストと温度条件については、ホームページの投稿記事(2020年7月4日)が既にありますので、こちらへ。




PC(ポリカーボネート)

軽量で強度が高いです。プリント温度が高いため、所有機器ではQIDI XPlus/XMAXで高温用ヘッドに換装することでプリント可能です。(Maestro(ATOM)では不可)。

FLASHFORGE

透明ですが少し白味がかっています

  • プリントテストと温度条件については、ホームページの投稿記事(2020年6月30日)が既にありますので、こちらへ。




保管容器

フィラメントリールは、少しでも湿気から遠ざけておきたいので、密閉袋に乾燥剤と一緒に入れてから防湿容器に入れています。

防湿容器

フィラメントリールがちょうどよく収まるケースを探していて見つけたのがこちらです。透明で中身が確認できてパッキン付き、開閉もワンタッチで重宝しています。

UnixWare(アスベル)保存容器(S-60):9.5L ⇒ リール2本収納
2本余裕です 入れるとだいたいぴったりです 実は店頭であまり見かけません






UnixWare(アスベル)保存容器(NF-55):22.5L ⇒ リール5本収納
5本入れています(1本は幅広品)





密閉袋

入れるとこんな感じ旭化成のジップロックを使っています。
一番厚い冷凍食品用(0.06mm厚)のLサイズ(27.3✕26.8cm)です。このサイズだと大抵のフィラメントリールは収まります(7.5cm幅の幅広リールは入りませんでしたが)。



乾燥剤

シリカゲルの小袋を密閉袋に入れています。小袋がたくさん入ったものをまとめて買っています(「**なんでも除湿シリカゲル**」(坂本石灰工業所))。
中に入っている粒の色が湿気を吸って変わってくるので、その場合は電子レンジで加熱して再利用できるそうです(無駄にならず良いのですが、まだ実際には再利用してません。未使用分が少なくなってきたのでそのうち試します)。


tools/3dprint/filament/index.html.txt · 最終更新: 2022/07/29 17:04 by Staff_Ujiie