フィラメントリールを取り付けるホルダーは、本体上部後方にあります。ホルダーの表面は適度に摩擦のある表面加工がされています。同梱のフィラメントリールの穴に対してもパイプの直径が小さいので、すき間を埋めて回りやすくするアダプターを制作しました(アダプターの制作記事)。


この機種(XMAXも)のプリントヘッドはエクストルーダー一体型で、大きめの箱型をしています。ファンで冷却はしているものの、プラットホームに近い低いところでヘッドに上を塞がれた状態が長時間続くと、熱がこもって印刷物が変形することがあります。ヘッドが移動し続けていれば問題ないのですが、小さいものを1つ印刷するときはヘッドが同じ場所にとどまるため、冷えて固まらないうちに次の材料が追加されることが続いて、変形しやすくなると思います。
ノズル付近からの輻射熱を抑えるため、ノズルのまわりのアルミのブロックを、耐熱テフロンテープで覆ってみました(X-MAXの方です)。それで効果が出たのか実感はよくわかりません。
プリントを成功させるためには、ビルドプラットホームの高さ調整が重要です。この機種は、プリントヘッドは高さ固定ですので、プラットホーム側でプリントノズルとビルドプレート間の距離を調整します。

