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糸コマ押さえ・糸巻き立ての作成
経緯
- 3Dプリンターで何か実用的で作りやすいものはないかと探していて、見つけたのがミシンで裁縫する際に糸コマを押さえておく部品でした。使う糸コマの大きさによって使い分けできるようにサイズのバリエーションを増やしました。純正部品の代替品やサイズ違いを作ったりするのは3Dプリンター向きですね。
- ミシンにもともとついていた糸コマ押さえは、樹脂製の円盤状の部品で、軸に挿すと摩擦で動かなくなります(写真の小さい方の部品は最初は糸コマ押さえとは知らず、後になって知りました。円盤部分をなくした形で糸コマの大きさに関係なく取りつけられ、合理的です)
- 大きい方を取り付けてミシンを動かしてみると、使う糸コマが小さいときには、糸が横に引っ張られており、もっとサイズに合った小さいもののほうがいいのではないかと感じました。
構想
- 元の純正部品の構造を参考に、作る形と寸法を決めて3Dモデルをデザインします。
- 押さえの軸受けの部分は、一度作ったら、色々なサイズを作るときにも使いまわしできます。
- 外形はもとのままよりも多少アレンジを入れるとやる気につながります。糸がスムーズに出てくるように、押さえの縁には丸みを持たせます。
- 寸法はよく使う糸コマの直径より少し大きいくらいに決めます。
- 軸受けの部分は軸との摩擦があるようにします。ここがゆるゆるだと押さえになりません。オリジナルの部品がそのへんをどうやっているのかよく観察します。変形しやすい柔らかめの樹脂を使っていたり、曲がって押し付けられてバネのように働かせたりしています。またネットで検索すると他にもいろいろな形状が見つかりました。
- 外周に糸が引っかかるところが無いようにします。
- 自分で作ろうと思って調べてゆくと、純正部品がよく考えて作られていることがわかって感心します。
設計
- Fusion360を使ってデザインしました。
- 円盤に軸受けの穴が空いた形で、円のスケッチを軸方向に押し出して基本形を作ります。
- 外周の縁はフィレットを強く入れて丸く仕上げます。糸コマが当たる側の縁をより丸めました。
- 軸に接する部分には、軸との接触を増やすために、まわりの円盤部分よりも厚みをもたせてキツめの寸法にします。多少変形しても大丈夫なようにスリットを入れておきます。バネ構造を入れたりするとデザインが大変なので、今回はスリット付きのただの穴にしました。
3Dプリント
- 円盤状なので、そのまま置いた状態に配置してプリントします。フィラメントが円周方向に縁を形づくるので、円周に沿って解けていく糸にはひっかかりにくいはずです。
- サポートは形からして不要です。剥がした後を滑らかに手修正する手間が出てしまうのでラフト、ブリムも付けません。
- 重要な軸受けの部分ですが、出力後に実際の軸を当ててみると穴がきつくて入りませんでした。結局棒丸ヤスリで少しずつ削って、ややきつく入るくらいに合わせました。
- 外周の部分も凸凹が無いように念のためヤスリで軽くならしておきました。
使ってみて
- 3Dプリント素材のPLAは、純正部品より硬めの樹脂なのであまりたわんだりはしませんが、ヤスリの微調整でちょうどよいくらいに合わせたので、糸コマをしっかり押さえてくれます。手持ちの糸コマ用にサイズ違いも3種類作りました(縁の形状が微妙に異なっています)。純正品がゆるくもなってきていたので、こちらに交換して使っています。
糸巻き立ての作成
activities/products/thread_top_presser.txt · 最終更新: by Staff_Ujiie























