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オートマタ/からくりおもちゃ

オートマタ/からくりおもちゃといったおもちゃのジャンルがあります。自動や手動でさまざまな動きをしてみせる人形や置きものなどで、子供や大人を問わず大抵のひとは好きだと思います。
江戸時代に茶運び人形が作られたり、飛騨高山祭でのからくり奉納は有名ですし、西欧では時計台に組み込まれたからくり仕掛けなどがあります。
比較的単純な仕掛けによって、テーマとする人形や動物などに面白みのある動きをさせるのがポイントです。そのために、歯車やカム、リンクなどの、動きを操作する機構が使われます。決して各関節をモーターでつないでそれっぽく電子制御して実現する動きではありません。使われている仕組みはシンプルなものが多いですが、動かすテーマとうまくマッチしたところで面白みが生み出されます。
いろいろ見ているうちに自分でも作りたくなってきました。
構想
- ブリキのアンティークおもちゃや、雰囲気満点の木製のハンドメイド作品のようなのも作ってみたい気もしますが、今回は3Dプリンターやレーザー加工機など、当施設のデジタル工作機器を活用して製作のハードルを下げて、他の人でも職人的工作技術なしで同じものを容易に作れるような作品を目指します(展覧会とかで触れない状態で展示してあったりしますが、動かせないと意味がないと思います)。
さらに作りたい人が改造や自分で新しい作品を作るベースにもなればなお良しです。
- 特に3Dプリンターだけで作れるものなら、世界中どこでも作ってもらえる(南極やISSとかでも)と考えるとモチベーションが上がります。
- 製造工程の多くを機械に任せて、再現性を高くするとなると、とにかく設計が大半の作業になります。自分の手作業で制作するものなら、作成中の現物相手に手調整や変更を加えて完成させてゆく余地(と楽しさ)がありますが、今回は調整済の完成品が出来てくる設計データを作り上げる必要があります。
- また、私は工学関係は素人ですので、利用できる機構についての基礎知識も身につける必要があります。その勉強がてら機構模型も実際に作ってみることにします(機構模型については別ページ)。
きっかけ
前からからくり人形やオートマタというものがあるのは知っていて興味も持っていましたが、直接のきっかけとなったのは、以下の作品と書籍です。
Thingiverseのオートマタ作品
北極グマとアザラシのオートマタ
- 横についたハンドルを手回しすると、北極グマがアザラシの魚を取ろうとしますが、アザラシは氷の下に逃げて無事。そのあとまた北極グマをあざわらうかのように顔を出します。北極グマとアザラシの2つの動きが絶妙なタイミングでリンクしています。
とてもセンスよくまとまった印象の作品で、動物の造形も素晴らしいです。
作者は他にもオートマタ作品を発表していますが、実際に作ってみたらうまく動かなかったりして、仕組みの設計があまり練れていないようです。このモデルは大丈夫でした。
ゼンマイで走る車のポストカード
- この作品は、プラモデルのように部品を切り離して組み立てると、ネジを巻いてゼンマイで走る車が出来上がります。部品はプレゼントに最適なポストカード状のパッケージにまとめられています。
最初に見た時にゼンマイに惹かれて作ってみたら、その完成度の高さに驚きました。3Dプリントだけで実現しているゼンマイの仕組みや、車のフレーム構造や部品、シャフトの接合部分など、細かいところが考えつくされている感じです。こんなのが作れればなあと思えるお手本です。 - Fully 3D-printable wind-up car gift card / by Bribro12 / CC NC-ND
※こちらは現在はThingiverseにはなく、作者のサイトで有償販売されています。
書籍
activities/products/automata.txt · 最終更新: by Staff_Ujiie










