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コンテンツマップ2024/03/15 10:40 
activities:management:making_inside

DokuWikiによるinsideサイト作成

なぜ?

WordPressへの不満

「ふたつぼし メイカースペース福島」のホームページは、レンタルサーバー上にWordPress(ワードプレス)を使って作成しています。全くの門外漢でしたが、参考書片手に何とか調べながらやってみようと思って始めたものです。しばらく使っているうちに、そこそこ普通のサイトっぽく運用できるようになりました。

ただし投稿を続けてゆくうちに、書きたいことがないわけではないのに書きにくい違和感を覚えるようになり、投稿の頻度も落ちていきました。

書きたい内容はいろいろ出てくるものの、それをそのままブログに書いてしまうと雑多な記事があふれかえり、本来のFAB施設の公式サイトという性格から外れていってしまうように思えてなりませんでした。異なるテーマ記事をうまく整理しつつ上手に運営しているWordPressサイトもたくさんありますが、そこに至るまでのハードルも高そうに感じられました。

さらに、WordPressの記事作成画面が、パーツを組み合わせて記事を書くブロックエディター化がされて四苦八苦しました。

こんな状態で、画面上で文章を考えながら書くのが次第に苦痛となってきました。

DokuWikiの発見

そうこうしているうちに見つけたのがDokuWiki(ドクウィキ)というWikiシステムです。

WikiシステムはWikipedia(ウィキペディア)に見られるように、テーマごとにページが作られていて、その中身が常に編集され更新されていきます。また、沢山張られたリンクから関連情報のページと必要に応じて行き来することで、閲覧者一人一人が自分に合った理解を深められる仕組みです。

WordPressが日々ブログ記事を投稿するシステムから発展したのに対して、Wikiはテーマ別のページに内容を都度書き加えてゆくシステムというところが対照的です。WordPressでテーマ別をやろうとすると、タグをつけて分類したり、投稿タイプをテーマ別に設定したりとなるのではと思いますが、分類や記事が増えてきたときに管理しやすいとは思えません。一方Wikiシステムではテーマ別のページを先に準備してしまえば、後はそれぞれの進捗に応じて内容を書き足していくことを繰り返していくだけです。かといって毎日の更新内容がわからないわけではありません。

FAB施設には多種多様な機材が置いてあり、作る内容も千差万別、1日で終わるものから数ヶ月かかる内容まで作業期間もバラバラです。どうもこちらの方が向いていそうだと思いました。

DokuWikiは、Wikiシステムとしてはメジャーで、海外ではよく使われているオープンシステムとのことで、アップデートも頻繁で情報もたくさん存在します。

オフィシャルサイトや国内でDokuWikiを使っているサイトの情報を集めてみると、仕組みがシンプルで、サイトの設定や運営も、素人が調べながらちょっと頑張れば何とかできそうな感じです。

どうやって?

DokuWikiの導入方針

DokuWikiが良さそうと思ったものの、ページの見た目に関しては、DokuWikiはあまり選択肢がなく、かつ文章の占める割合の多い地味なページになりがちです。初めての来訪者向きとは言えません。立ち上げてまだ間もない本サイトとしては、WordPressの方が受ける印象が段違いに良いと思います。

そこで従来のWordPressサイトは残し、そこにくっつける形でDokuWikiによるサイトを作ることにしました。それがinside(インサイド)と名前を付けたこの場所です。表のサイトは外向けの公式サイト、一方insideは体験したことを基本に詳しく深く役に立つ情報源となることを目指し、内容を住み分けします。

サイト構築の進め方

DokuWikiを使っているサイトで、導入するための設定の仕方や使い方について紹介する記事が数多く存在しますので、それらを参考にさせていただきました。

また、DokuWikiの本家オフィシャルサイトのページは、使い始めの初心者向けに意外なほど親切に説明してくれています。ネットで集めた断片的な情報もオフィシャルサイトできちんと考え方から説明されていることが多いので、本当はオフィシャルのマニュアルをじっくり通読するのが一番の近道だと思います。

オフィシャルサイトで表示言語を選択すれば日本語翻訳版のページも読めますが、情報が古いことが時々あるので、英語版のページが正と思ってください。ブラウザに翻訳機能があるなら、英語ページを日本語に翻訳表示した方が、表現が多少変だとしても良いかもしれません。日本語翻訳版がないページも結構あるので(特にプラグイン)、ブラウザの翻訳機能はとても助かります。

インストールと初期設定の仕方もそう難しいものではないので、方針を決めたら集めた情報に従って作業を進めてゆきます。サイトの詳細設定やプラグインの選定では、作りたいサイトの機能に応じた設定が必要なところが出てきます。自分がどのようなサイトを作りたいのかのイメージを持っておくのが大事です。

例えば、今回はサイト内の記事は私が作成しますので、Wikipediaのように誰でも追記可能には設定しません。ただし将来的には会員が自由に記事を書けるようにもしたいので、後で権限の設定を変えられるように会員用の場所を分けておきます。

新サイトの構成

内容の基本構成

FAB施設が関わる大きな2つの柱があります。何を作るのか(作る動機、過程、作ったもの)と、どんな手段(工作機材、作成方法等)で作るのかです。これらはどちらも重要でお互いに密接に関係していますが、それを今回Wikiの仕組みを使うことで、お互いにリンクしあう形でうまく扱えるのではないかと期待しています。

というわけで、この新サイトの内容分類も、大きくは(1)何を作るか(作品、プロジェクト、活動)と(2)作り方(工作機材、加工方法、材料等の情報)の2本立てにします。

1)まず私の制作したもの、さらにこの施設の運営の活動内容やその中で作ったもの、(それと会員の活動や制作の内容)

2)この施設の工作機材の仕様/設定情報/使い方/加工例/外部の関連情報、保有工具類の紹介/使い方/注意事項、使用ソフトウェアの紹介/使い方、一般的な目的別・材料別の加工の方法

それ以外に補助的な「その他」を設けておいて、上記に入らない内容を入れておきます。運用していく中で必要に応じて構成は見直しをかけてゆきます。

運営方法

会員が自分で編集できる部分を設ける以外は、ページの作成/編集は全部こちら側で行いますので、サイトの設定もそれに合わせた権限設定をしておきます。

Tips

※insideを準備する中で気の付いたこと、こうした方が良いと思った点をまとめます。

  • Dokuwikiの画像表示をサンプル確認:記事編集画面で画像を貼り付ける際に、各種設定でどんな風に表示されるかを実際に確認してみました。一度確認しておくと、できることの引き出しと、できないことへの工夫の種になります。


今後対応したいこと

1)スタッフ業務用のイントラネット作成

スタッフ業務をDokuWikiでイントラネットとしてまとめて、文書や参照資料類の保管場所を整理したいです。その時その時で調べた情報や、処理した内容等をメモソフト(Google Keep)にどんどん入れていたら、いつの間にか手に余る状態になってきてしまったので、結構差し迫ったニーズでもあります。

activities/management/making_inside.txt · 最終更新: 2021/08/31 14:05 by Staff_Ujiie