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activities:products:spring_spacer

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▽このページの目次▽

Maestro/ATOMバネ調整治具の制作

3DプリンターMaestro/ATOMのフィラメントリールホルダーのバネが緩まないように固定したり、バネの張りを好きな具合に調整したりする治具を作成しました。機能と使い勝手を追求していたら変な形になってしまいました。






構想

  • Maestro/ATOMのフィラメントリールのアダプターを作って使ってみると、リール押さえのバネが緩かったり余ったりして、押さえとしてあまり効いていないことが結構多いのに気づきました。バネを引っ張ってキツめにしても、いつのまにか緩んできます。何か緩みどめを差し込んでおけば良さそうです。キツさを調整できる緩み止めを作ってみることにしました。
  • 差し込みやすく、太さを何段階かに調整できて、なるべくコンパクトになる形状を考えて、3Dプリントで作成します。


設計

  • リール押さえの部品が独特な曲線を描いているため、バネに差す部品は直線では使いにくそうです。リール押さえ部品の曲線に近いカーブで曲がっていれば、バネの隙間にすんなりとさせて邪魔にもならないでしょう。
  • 断面積を何段階かで変えて、バネの張りを調整できるようにします。動いているうちにずれて緩んでしまわないように、凸凹を設けます。
  • 使う頻度が多いので、3Dプリンターのそばに下げておけるように、一番太い端には紐取り付け用の穴を開けます。
  • 検討の結果できあがったのがこの案です。数珠というか虫の幼虫というか大腸というか、なんというかそんな形です。
  • Fusion360で作図しました。片側を太くした三日月で、段階的に直径を変えて並べた球を串刺しにして形を作りました。


















制作

  • 左右対象に膨らんだ形をしているので、3Dプリントは水平に寝せた状態で片面にサポートを使って造形します。出力したら、サポートを剥がした面をきれいに整えて完成です。

出力中(半分くらい) プリント終了 サポートの付き方 糸もあって生物っぽいです 我ながら気持ち悪いです 形を整えて出来上がり












使用してみて

  • リール押さえの穴から出ているバネの間に、治具の細い端を差し込んで、好きなところまで回してバネの張りを調整します。球が連なった凸凹なので引っかかることもなくスムーズに動きます。
  • 小さいのでフィラメント関連の作業をする際も邪魔になることはありません。



activities/products/spring_spacer.1631931471.txt.gz · 最終更新: 2021/09/18 11:17 by Staff_Ujiie