ふたつぼし inside

制作・活動内容、機材の使い方、作り方などなど

ユーザ用ツール

サイト用ツール


tools:laser:index.html

差分

このページの2つのバージョン間の差分を表示します。

この比較画面にリンクする

両方とも前のリビジョン 前のリビジョン
次のリビジョン
前のリビジョン
tools:laser:index.html [2024/07/12 13:42]
Staff_Ujiie [レーザー加工機]
tools:laser:index.html [2024/07/12 14:15] (現在)
Staff_Ujiie [工具・用具]
行 39: 行 39:
   * **鏡(鏡面)**:鏡面の素材にもよりますが、レーザーを反射してしまうと加工できないだけでなく非常に危険ですので禁止します。反射しない裏面からの加工であれば可能です。アクリルミラーは裏面から切断・彫刻加工ができます。   * **鏡(鏡面)**:鏡面の素材にもよりますが、レーザーを反射してしまうと加工できないだけでなく非常に危険ですので禁止します。反射しない裏面からの加工であれば可能です。アクリルミラーは裏面から切断・彫刻加工ができます。
  
-  * **塩化ビニル素材**は、焼くと腐食性の有毒ガスが発生し、機械の内部をだめにしてしまうので全面禁止です。メーカーのサービスも受けられなくなります。塩ビが含まれているかどうか不明な素材は、専用の器具を使って炎色反応で確認します。+  * **塩化ビニル素材**は、焼くと腐食性の有毒ガスが発生し、機械の内部をだめにしてしまうので全面禁止です。メーカーのサービスも受けられなくなります。塩ビが含まれているかどうか不明な素材は、専用の器具(「塩ビちゃん」;施設内にあります)を使って炎色反応で確認します。
  
-  * {{ :tools:laser:p9242494r_w600.jpg?direct&200|各種透明アクリル彫刻と切断}}**アクリル**は、切断・彫刻ともにレーザー加工に向いていてきれいに加工できます。アクリル板は製法の違いで2種類(押出し、キャスト)あり、性質も違いますので、加工機の設定も変えた方がよいこともあります。店頭で普通売っているのは押出しなので、加工条件もそちらで確認しています。キャストを使う場合は事前にテスト加工をして加工条件を確認してください。+  * {{ :tools:laser:p9242494r_w600.jpg?direct&200|各種透明アクリル彫刻と切断}}**アクリル**は、切断・彫刻ともにレーザー加工に向いていてきれいに加工できます。\\ アクリル板は製法の違いで2種類(押出し、キャスト)あり、性質も違いますので、加工機の設定も変えた方がよいこともあります。ホームセンターの店頭で売っているのは、通常は押出しなので、加工条件もそちらで確認しています。キャストを使う場合は事前にテスト加工をして加工条件を確認してください。
  
-  * {{ :tools:laser:p8161025r_w600.jpg?direct&200|3Dプリンタビルドシート素材切断}}アクリル以外の**他の合成樹脂**の場合、加工すると切断箇所が凸凹に荒れて汚くなってしまうことが多いです(PET、PC(ポリカーボネート)等)。3Dプリンタで作ったPLAの成形品を切ってみると切り口が溶けやすく、きれいに仕上げるには設定の調整が必要です。\\ これらの素材は切断も彫刻もできますが、種類によって加工の状態が結構異なるので、必ず事前テスト加工確認します。\\ EVAシートを切ってみたら、厚みのあるものでも結構キレイに切断できました([[tools:laser:eva_sheet_cut|]])。+  * {{ :tools:laser:p8161025r_w600.jpg?direct&200|3Dプリンタビルドシート素材切断}}アクリル以外の**他の合成樹脂**の場合、加工すると切断箇所が凸凹に荒れて汚くなってしまうことが多いです(PET、PC(ポリカーボネート)等)。\\ これらの素材は切断も彫刻もできますが、種類によって加工の状態が結構異なるので、必ず事前テスト加工を行って設定値を確認します。\\ 写真は3Dプリンタのビルドシートとして販売されている樹脂シートです。切断部分の縁が盛り上がってしまっています。\\ また、EVAシートを切ってみたら、厚みのあるものでも結構キレイに切断できました([[tools:laser:eva_sheet_cut|]])。
  
-  * {{ :tools:laser:p9242492r_w600.jpg?direct&200|MDF切断}}**木質材料**としては、木の粉を固めたMDFが均質なために切断しやすく一般的です。天然の板材を切断する場合は、節や木目の状態を見ながらケースバイケースで判断が必要です。彫刻についてはどちらも可能です。煙とスス、ヤニがたくさん出るので、加工エリアからの排気きちんと必要あります。+  * {{ :tools:laser:p9242492r_w600.jpg?direct&200|MDF切断}}**木質材料**としては、木の粉を固めたMDFが均質なために切断しやすく一般的です。天然の板材を切断する場合は、節や木目の状態を見ながらケースバイケースで加工条件を設定する必要があります。ベニヤ板は、薄く削いだ木材を貼り合わせて作られているため、MDFよりも切断しにくいです。切れない箇所が部分的に残っていたりします。\\ 彫刻についてはどちらも可能です。\\ どちらの場合でも、加工中に煙とスス、ヤニがたくさん出るので、排気きちんとされかチェックしなら作業します。
  
   * **石材やガラス**も(切断は無理ですが)彫刻(マーキング)なら加工できます。   * **石材やガラス**も(切断は無理ですが)彫刻(マーキング)なら加工できます。
  
-※レンズの焦点は1点になりますので、深い場所には焦点が合わなくなり光が弱まります。また、光が遮られても加工できません。そのため、材料が厚い場合はどのくらいまで切断ができるか、テスト加工が必要です(これまでアクリルは5mm、MDFは9mmまでは切断したことがありますが、それ以上は要確認です。アクリルはもっといけると思いますが、MDFは切断面が炭化して斜めになってきており、このあたりが実用上限界だと思います)。+※レンズの焦点は1点になりますので、材料の深い場所には焦点が合わなくなり光が弱まります。また、光が遮られても加工できません。そのため、材料が厚い場合はどのくらいまで切断ができるか、テスト加工が必要です(これまでアクリルは5mm、MDFは9mmまでは切断したことがありますが、それ以上は要確認です。アクリルはもっといけると思いますが、厚いMDFは切断面が炭化して斜めになってくるので、このあたりが実用上限界だと思います)。
 {{:tools:laser:p9242501r_w600.jpg?direct&200 |2-5mmアクリル板切断}} {{:tools:laser:p9242491r_w600.jpg?direct&200 |9mmMDF切断}} {{:tools:laser:p9242493r_w600.jpg?direct&200 |同じ9mmMDFで、レンズ焦点を板厚の半分に合わせて切断。}} {{:tools:laser:p9242501r_w600.jpg?direct&200 |2-5mmアクリル板切断}} {{:tools:laser:p9242491r_w600.jpg?direct&200 |9mmMDF切断}} {{:tools:laser:p9242493r_w600.jpg?direct&200 |同じ9mmMDFで、レンズ焦点を板厚の半分に合わせて切断。}}
 \\  \\ 
行 58: 行 58:
   * **マスキングテープ**   * **マスキングテープ**
     * 光によって加工するため、材料に力がかかりませんので、材料をきちんとと固定する必要はありませんが、給排気によって加工機内部で発生する空気の流れや動く部分からの振動を考慮して、紙など軽い材料を加工する時は、マスキングテープで何箇所か加工テーブル枠に留めておくと安心です。\\ \\      * 光によって加工するため、材料に力がかかりませんので、材料をきちんとと固定する必要はありませんが、給排気によって加工機内部で発生する空気の流れや動く部分からの振動を考慮して、紙など軽い材料を加工する時は、マスキングテープで何箇所か加工テーブル枠に留めておくと安心です。\\ \\ 
-    * アクリル板の保護紙がなかなか剥がれないときは、マスキングテープを上から貼っていきなりバリッと引っ張ると楽に剥がれてくれます。急加速衝撃が重要です。\\ \\ +    * アクリル板の保護紙がなかなか剥がれないときは、マスキングテープを上から貼っていきなりバリッと引っ張ると楽に剥がれてくれます。急加速衝撃を与えるのコツです。\\ \\ 
     * 加工時に発生する煙やガスの影響で材料が汚れるのを防ぐために、マスキングテープを加工する表面に貼ってそのまま加工し、加工後に剥がすという使い方もよく行われます(画像で切っているのは3Dプリンターのビルドシート素材です。塩ビ判定でも使っています。)\\ {{:tools:laser:p8161022r_w600.jpg?direct&200 |そのまま加工。ガスが出てまわりがかなり汚くなります}} {{:tools:laser:p8211050r_w600.jpg?direct&200 |マスキングテープを貼り付け}} {{:tools:laser:p8211051r_w600.jpg?direct&200 |一緒に切断。}} {{:tools:laser:p8211053r_w600.jpg?direct&200 |剥がすときれいです}}     * 加工時に発生する煙やガスの影響で材料が汚れるのを防ぐために、マスキングテープを加工する表面に貼ってそのまま加工し、加工後に剥がすという使い方もよく行われます(画像で切っているのは3Dプリンターのビルドシート素材です。塩ビ判定でも使っています。)\\ {{:tools:laser:p8161022r_w600.jpg?direct&200 |そのまま加工。ガスが出てまわりがかなり汚くなります}} {{:tools:laser:p8211050r_w600.jpg?direct&200 |マスキングテープを貼り付け}} {{:tools:laser:p8211051r_w600.jpg?direct&200 |一緒に切断。}} {{:tools:laser:p8211053r_w600.jpg?direct&200 |剥がすときれいです}}
 \\ \\
tools/laser/index.html.1720759327.txt.gz · 最終更新: 2024/07/12 13:42 by Staff_Ujiie