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tools:3dprint:qidi:print_head_disassembly [2022/11/20 11:29] Staff_Ujiie [4)本体への取り付け] |
tools:3dprint:qidi:print_head_disassembly [2023/12/25 11:30] (現在) Staff_Ujiie [プリントヘッドの分解(X-Plus/X-MAX)] |
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- | ====== プリントヘッドの分解(X-Plus/ | + | ====== プリントヘッドの分解 (X-Plus/ |
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- | QIDI Xplus/XMAXは、プリントを行うホットエンドと、そこにフィラメントを送るエクストルーダーが一体になった、ダイレクトエクストルーダータイプのプリントヘッドがついています。フィラメントがうまく送られなくなったときには、この部分を分解する必要が出てくることもありますので、その手順をまとめました。 | + | QIDI X-Plus/X-MAXは、プリントを行うホットエンドと、そこにフィラメントを送るエクストルーダーが一体になった、ダイレクトエクストルーダータイプのプリントヘッドがついています。フィラメントがうまく送られなくなったときには、この部分を分解する必要が出てくることもありますので、その手順をまとめました。 |
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* 本体内部でネジを落として、それがフレームの下に入ってしまうと、本体を逆さにでもしないかぎりまず見つかりません。私も1個やってしまいました。ネジのつけ外しの作業は細心の注意を持ってやってください。特に下からネジを脱着する箇所で落としやすいです。 | * 本体内部でネジを落として、それがフレームの下に入ってしまうと、本体を逆さにでもしないかぎりまず見つかりません。私も1個やってしまいました。ネジのつけ外しの作業は細心の注意を持ってやってください。特に下からネジを脱着する箇所で落としやすいです。 | ||
- | * XPlusとXMAXの違い | + | * X-PlusとX-MAXの違い |
- | * QIDI XPlusとXMAXは共通の部品が多く使われている兄弟機種ですが、ヘッド周りの部品は少し違っていました。(XPlusでもそのまま使えそうなので、機種の違いでなくて生産時期の違いによる改良版ということなのかもしれませんが)XMAXでは、プリントノズルにFANからの風を送る部分が別部品になっていて、まずネジ2つで固定されたその部品を取り外さないと(真下に引き抜けます)、ヘッドを外す方のネジが現れません。\\ わかってしまえばなんてことはない部分ですが、最初はネジが見つからなくてあせりました。\\ (左:X_Plus、右:X-MAX)\\ {{: | + | * QIDI X-PlusとX-MAXは共通の部品が多く使われている兄弟機種ですが、ヘッド周りの部品は少し違っていました。(XPlusでもそのまま使えそうなので、機種の違いでなくて生産時期の違いによる改良版ということなのかもしれませんが)XMAXでは、プリントノズルにFANからの風を送る部分が別部品になっていて、まずネジ2つで固定されたその部品を取り外さないと(真下に引き抜けます)、ヘッドを外す方のネジが現れません。\\ わかってしまえばなんてことはない部分ですが、最初はネジが見つからなくてあせりました。\\ (左:X-Plus、右:X-MAX)\\ {{: |
* ポッチ破損のフラットケーブルの取り外しの方法 | * ポッチ破損のフラットケーブルの取り外しの方法 | ||
* フラットケーブルを外す際にコネクターのポッチを折ってしまう(弱い樹脂部品なので、何回もつけ外しのために押していると高い確率で折れると思います。私は3箇所折りました。[[tools: | * フラットケーブルを外す際にコネクターのポッチを折ってしまう(弱い樹脂部品なので、何回もつけ外しのために押していると高い確率で折れると思います。私は3箇所折りました。[[tools: | ||
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+ | * ポッチが折れてしまったコネクターを抜き差しする時は、上述のように最初は尖ったピンセットの先で根元部分を押していましたが、もっといい道具を見つけました。\\ この3Dプリンターに同梱されているメンテナンス用の3本のL字六角レンチのうち、一番細いものが、ポッチが折れた後のコネクターの隙間にぴったりだということがわかりました。先も尖っていないし、小さく場所も取らないので使い勝手も上々です。狙った部分をしっかりと押すことが出来ます。\\ {{: | ||
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===== 2)プリントヘッドの分解 ===== | ===== 2)プリントヘッドの分解 ===== | ||
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* プラットホームのレベル調整 | * プラットホームのレベル調整 | ||
- | * プリントヘッドを外して付けたので、プリントノズルの高さが部妙に変わっている可能性がありますので、本体メニューからレベル調整をやって、ノズルとプラットホームの距離を合わせておきます。 | + | * プリントヘッドを外して付けたので、プリントノズルの高さが微妙に変わっている可能性がありますので、本体メニューからレベル調整を実行して、ノズルとプラットホームの距離を合わせておきます。 |
* プリントテスト | * プリントテスト | ||
- | * フィラメントをエクストルーダーに取り付けて、実際にプリントして、何か問題がないかを確認してOKであれば終わりです。\\ | + | * フィラメントをエクストルーダーに取り付けて、実際にプリントして問題がなければ終わりです。\\ |
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===== つまり防止のための注意点 ===== | ===== つまり防止のための注意点 ===== |