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tools:3dprint:qidi:print_head_disassembly [2022/11/20 11:17] Staff_Ujiie [1)プリントヘッドの本体からの取り外し] |
tools:3dprint:qidi:print_head_disassembly [2023/12/25 11:30] (現在) Staff_Ujiie [プリントヘッドの分解(X-Plus/X-MAX)] |
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- | ====== プリントヘッドの分解(X-Plus/ | + | ====== プリントヘッドの分解 (X-Plus/ |
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- | QIDI Xplus/XMAXは、プリントを行うホットエンドと、そこにフィラメントを送るエクストルーダーが一体になった、ダイレクトエクストルーダータイプのプリントヘッドがついています。フィラメントがうまく送られなくなったときには、この部分を分解する必要が出てくることもありますので、その手順をまとめました。 | + | QIDI X-Plus/X-MAXは、プリントを行うホットエンドと、そこにフィラメントを送るエクストルーダーが一体になった、ダイレクトエクストルーダータイプのプリントヘッドがついています。フィラメントがうまく送られなくなったときには、この部分を分解する必要が出てくることもありますので、その手順をまとめました。 |
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* 本体内部でネジを落として、それがフレームの下に入ってしまうと、本体を逆さにでもしないかぎりまず見つかりません。私も1個やってしまいました。ネジのつけ外しの作業は細心の注意を持ってやってください。特に下からネジを脱着する箇所で落としやすいです。 | * 本体内部でネジを落として、それがフレームの下に入ってしまうと、本体を逆さにでもしないかぎりまず見つかりません。私も1個やってしまいました。ネジのつけ外しの作業は細心の注意を持ってやってください。特に下からネジを脱着する箇所で落としやすいです。 | ||
- | * XPlusとXMAXの違い | + | * X-PlusとX-MAXの違い |
- | * QIDI XPlusとXMAXは共通の部品が多く使われている兄弟機種ですが、ヘッド周りの部品は少し違っていました。(XPlusでもそのまま使えそうなので、機種の違いでなくて生産時期の違いによる改良版ということなのかもしれませんが)XMAXでは、プリントノズルにFANからの風を送る部分が別部品になっていて、まずネジ2つで固定されたその部品を取り外さないと(真下に引き抜けます)、ヘッドを外す方のネジが現れません。\\ わかってしまえばなんてことはない部分ですが、最初はネジが見つからなくてあせりました。\\ (左:X_Plus、右:X-MAX)\\ {{: | + | * QIDI X-PlusとX-MAXは共通の部品が多く使われている兄弟機種ですが、ヘッド周りの部品は少し違っていました。(XPlusでもそのまま使えそうなので、機種の違いでなくて生産時期の違いによる改良版ということなのかもしれませんが)XMAXでは、プリントノズルにFANからの風を送る部分が別部品になっていて、まずネジ2つで固定されたその部品を取り外さないと(真下に引き抜けます)、ヘッドを外す方のネジが現れません。\\ わかってしまえばなんてことはない部分ですが、最初はネジが見つからなくてあせりました。\\ (左:X-Plus、右:X-MAX)\\ {{: |
* ポッチ破損のフラットケーブルの取り外しの方法 | * ポッチ破損のフラットケーブルの取り外しの方法 | ||
* フラットケーブルを外す際にコネクターのポッチを折ってしまう(弱い樹脂部品なので、何回もつけ外しのために押していると高い確率で折れると思います。私は3箇所折りました。[[tools: | * フラットケーブルを外す際にコネクターのポッチを折ってしまう(弱い樹脂部品なので、何回もつけ外しのために押していると高い確率で折れると思います。私は3箇所折りました。[[tools: | ||
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+ | * ポッチが折れてしまったコネクターを抜き差しする時は、上述のように最初は尖ったピンセットの先で根元部分を押していましたが、もっといい道具を見つけました。\\ この3Dプリンターに同梱されているメンテナンス用の3本のL字六角レンチのうち、一番細いものが、ポッチが折れた後のコネクターの隙間にぴったりだということがわかりました。先も尖っていないし、小さく場所も取らないので使い勝手も上々です。狙った部分をしっかりと押すことが出来ます。\\ {{: | ||
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===== 2)プリントヘッドの分解 ===== | ===== 2)プリントヘッドの分解 ===== | ||
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- | * 放熱板に並ぶ3つのネジ頭のうち両脇の2つを外します。これでエクストルーダーと、放熱板+ホットエンドが分かれます。3つのうち真ん中のネジは、プリントノズルと放熱板を固定しているものなので、今回は外す必要はありません。\\ {{: | + | * 放熱板に並ぶ3つのネジ頭のうち両脇の2つを外します。これでエクストルーダーと、放熱板+ホットエンドが分かれます。3つのうち真ん中のネジは、ヒートブロックと放熱ブロックを固定しているものなので、今回は外す必要はありません。\\ {{: |
- | * エクストルーダーの出口の穴付近に、つまりの原因となったフィラメントの小さなかたまりがあるはずです。先の細いピンセット等を使って全部キレイに取り除きます。このときエクストルーダの歯車についたレバーを引くと、フィラメントの通り道が広がって取りやすくなります。固まりが取れたら、フィラメントが出てくる穴を覗いて、全部取れたか確認します。\\ {{: | + | * エクストルーダーの出口の穴付近に、つまりの原因となったフィラメントの小さなかたまりがあるはずです。先の細いピンセット等を使って取り除き、フィラメントが通る経路を全部キレイにします。このときエクストルーダの歯車につながったプラスチックのレバーを引くと、フィラメントの通り道が広がって取りやすくなります。固まりが取れたら、フィラメントが出てくる穴を覗いて、全部取れたか確認しておきます。\\ {{: |
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===== 3)ブリントヘッドの再組み立て ===== | ===== 3)ブリントヘッドの再組み立て ===== | ||
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* 再組み立ての手順 | * 再組み立ての手順 | ||
* バラバラにしたときの逆の手順で組み立てます。\\ \\ | * バラバラにしたときの逆の手順で組み立てます。\\ \\ | ||
- | * まず、エクストルーダーと放熱板(+プリントノズル)を組み合わせます。放熱板にエクストルーダのシャフトが当たる部分が丸く切り抜かれていますが、ここで部品同士がぶつかることなく、なるべく穴の中央に来るように位置を微調整しながらネジを締めます。\\ {{: | + | * まず、エクストルーダーと放熱板と放熱ブロック(+プリントノズル)を組み合わせます。放熱板にエクストルーダのシャフトが当たる部分が丸く切り抜かれていますが、ここでシャフトと放熱板がぶつからないように、なるべく穴の中央に来るように位置を微調整しながらネジを締めます。\\ {{: |
* 注意点 | * 注意点 | ||
* 複数箇所のネジ締めは、最初からきつく締めることはせず、交互に均等に力をかけていきます。\\ \\ | * 複数箇所のネジ締めは、最初からきつく締めることはせず、交互に均等に力をかけていきます。\\ \\ | ||
- | * 樹脂部品のネジ止めは、金属部品同士のときより力をセーブして、部品をこわさないように加減します。 | + | * 樹脂部品のネジ止めは、金属部品同士のときより力をセーブして、締めすぎで部品をこわさないように注意します。 |
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===== 4)本体への取り付け ===== | ===== 4)本体への取り付け ===== | ||
- | * 組み立てが終わったヘッドを、樹脂の台に固定します。とにかくネジを下から止める作業はネジが落ちて紛失しないように注意してください。 | + | * 組み立てが終わったヘッドを、本体側の台に固定します。とにかくネジを下から止める作業はネジが落ちて紛失しないように注意してください。 |
- | * XMAXの場合は、FANからの導風パーツも忘れず取り付けます。 | + | * XMAXの場合は、FANからの導風パーツもあるので、忘れず取り付けます。 |
- | * フラットケーブルのコネクタをはめてつなぎます。バネで固定されるので今度は押し込むだけです。 | + | * フラットケーブルのコネクタをはめてつなぎます。バネで固定されるので今度はきちんと押し込むだけです。 |
- | * カバーをかぶせてネジ止めして終わりです。 | + | * カバーをかぶせてネジ止めして取り付けは終わりです。 |
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* プラットホームのレベル調整 | * プラットホームのレベル調整 | ||
- | * プリントヘッドを外して付けたので、プリントノズルの高さが部妙に変わっている可能性がありますので、本体メニューからレベル調整をやって、ノズルとプラットホームの距離を合わせておきます。 | + | * プリントヘッドを外して付けたので、プリントノズルの高さが微妙に変わっている可能性がありますので、本体メニューからレベル調整を実行して、ノズルとプラットホームの距離を合わせておきます。 |
* プリントテスト | * プリントテスト | ||
- | * フィラメントをエクストルーダーに取り付けて、実際にプリントして、何か問題がないかを確認してOKであれば終わりです。\\ | + | * フィラメントをエクストルーダーに取り付けて、実際にプリントして問題がなければ終わりです。\\ |
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===== つまり防止のための注意点 ===== | ===== つまり防止のための注意点 ===== |