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 {{indexmenu_n>4}} {{indexmenu_n>4}}
-====== Kingroon KP3S (作成中)======+====== Kingroon KP3S ======
 屋外のテントでのイベント出店(ワークショップ)で、実際に動いている3Dプリンターを目の前で見れるとよいだろうということで、デモ用に新たに購入した機体です。 屋外のテントでのイベント出店(ワークショップ)で、実際に動いている3Dプリンターを目の前で見れるとよいだろうということで、デモ用に新たに購入した機体です。
 {{:tools:3dprint:kp3s:p3261593r_w600.jpg?direct&400| }} {{:tools:3dprint:kp3s:p3261593r_w600.jpg?direct&400| }}
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   * 事前に収集した上述のサイトの情報から、1箇所だけ説明書にはない調整を行いました。   * 事前に収集した上述のサイトの情報から、1箇所だけ説明書にはない調整を行いました。
-    * Z軸を動かす長いネジと、ステッピングモーターの動きを伝えるカップリングの固定方法です。\\ ステッピングモーターの軸と長ネジは軸の中心が必ずしも一致しておらず、直結は部品に無理をかけてしまうので間にカップリングを入れます。ただしここのカップリングに多少の伸び縮みができる構造のもの使ているために、長ネジが上下にズレる余地が生まれてZ軸の精度が落ちてしまい、造型にも影響が出ます。 +    * Z軸を動かす長いネジと、ステッピングモーターの動きを伝えるカップリングの固定方法です。\\ ステッピングモーターの軸と長ネジは軸の中心が必ずしも一致しておらず、直結は部品に無理をかけてしまうので間にカップリングを入れます。\\ ただしここのカップリングに多少の伸び縮みができる構造のもの使われているために、長ネジが上下にズレる余地が生まれてZ軸の精度が落ちてしまい、造型にも影響が出ます。 
-    * この影響を最小限にするための方法が、カップリングを引き伸ばした状態で両軸に固定し、カップリングの縮む力で長ネジとモーターの軸を押し付けるようにセットするというものです。\\ 長ネジと軸はバネで押し付けられているだけなので、もし軸にズレがあっても横滑りできる状態で、かつ縦方向には隙間ができません。さらにカップリングは回転方向にはズレがほとんどありません。これでモーターの回転がきちんとZ軸の上下動に反映して造型の精度が上がります。\\ {{:tools:3dprint:kp3s:pa092588_w600.jpg?direct&200|縦の長いネジの回転がプリントヘッドの高さを決めます}} {{:tools:3dprint:kp3s:pa092587_w600.jpg?direct&200|ネジとモーターの軸をつなぐカップリング}}+    * この影響を最小限にするための方法が、カップリングを引き伸ばした状態で両軸に固定し、カップリングの縮む力で長ネジとモーターの軸を押し付けるようにセットするというものです。\\ 長ネジと軸はバネで押し付けられているだけなので、もし軸にズレがあっても横滑りできる状態で、かつ縦方向には隙間が出来ません。さらにカップリングは回転方向にはほとんどズレません。これでモーターの回転が長ネジ経由できちんとZ軸の上下動に反映して造型の精度が上がります。\\ {{:tools:3dprint:kp3s:pa092588_w600.jpg?direct&200|縦の長いネジの回転がプリントヘッドの高さを決めます}} {{:tools:3dprint:kp3s:pa092587_w600.jpg?direct&200|ネジとモーターの軸をつなぐカップリング}}
  
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   * メーカーからスライサーソフトが提供されており、3DモデルデータからスライサーソフトでGコードを作成し、そのファイルをマイクロSDカードで本体に読み込ませて、本体の液晶パネルで設定や印刷指示を行う流れになります。(USBケーブルでPCと接続しての操作も可能です)   * メーカーからスライサーソフトが提供されており、3DモデルデータからスライサーソフトでGコードを作成し、そのファイルをマイクロSDカードで本体に読み込ませて、本体の液晶パネルで設定や印刷指示を行う流れになります。(USBケーブルでPCと接続しての操作も可能です)
  
-  * ビルドプレートの傾き調整やノズルの距離調整等、手作業多いのですが、構造がシンプルな分、自分がやっている作業の内容がわかりやすく、調整の微妙なところの感じがつかみやすいです。+  * ビルドプレートの傾き調整やノズルの距離調整等、調整も手作業多いのですが、構造がシンプルな分、自分がやっている作業の内容がわかりやすく、調整箇所の微妙なところの感じがつかみやすいです。
  
   * このコンパクトな本体なので仕方ないのですが、液晶画面は小さくて(特に屋外では見にくく)操作しやすいとはいえません。   * このコンパクトな本体なので仕方ないのですが、液晶画面は小さくて(特に屋外では見にくく)操作しやすいとはいえません。
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 ===== 運転・不具合 ===== ===== 運転・不具合 =====
  
-  * フィラメントを別置きにするスタイルなので、する位置によってはフィラメントがゆるんでからまったりすることがありました。+  * フィラメントを別置きにするスタイルなので、リールを位置によってはプリント中にフィラメントの巻きんでからまったりすることがありました。
  
   * 動かしてすぐ感じることですが、プリントヘッドに付いている2つのファンがやたらうるさいです。屋外使用の予定なので音だけなら我慢できるのですが、ファンの振動も大きくて、ノズルを触ってみるとプリントへの影響が心配されるほど振動しています。この機種の定番改造とのことですが静音ファンへの交換をしたいところです。   * 動かしてすぐ感じることですが、プリントヘッドに付いている2つのファンがやたらうるさいです。屋外使用の予定なので音だけなら我慢できるのですが、ファンの振動も大きくて、ノズルを触ってみるとプリントへの影響が心配されるほど振動しています。この機種の定番改造とのことですが静音ファンへの交換をしたいところです。
行 58: 行 58:
     * 2つのファン用電源ですが、一方が24V固定、もう一方がPWMでの可変出力とのことです。固定の方はDC/DCコンバータで12Vに減圧すればよいとして、もう一方のPWM出力をどうするか決めかねているところです。     * 2つのファン用電源ですが、一方が24V固定、もう一方がPWMでの可変出力とのことです。固定の方はDC/DCコンバータで12Vに減圧すればよいとして、もう一方のPWM出力をどうするか決めかねているところです。
     * 購入したDC/DCコンバータモジュールについては、動作テストをしてみたところ、一瞬でパチンとICが焼損してしまい、やり直しても同じ状態になってその理由がわからなかったので、きちんと確認することが必要と思い保留しています。\\ (対応したところで記事更新します)。     * 購入したDC/DCコンバータモジュールについては、動作テストをしてみたところ、一瞬でパチンとICが焼損してしまい、やり直しても同じ状態になってその理由がわからなかったので、きちんと確認することが必要と思い保留しています。\\ (対応したところで記事更新します)。
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 +  * **KP3Sの冷却ファン交換**(2023/5)
 +    * 懸案であったプリントヘッドまわりの冷却ファンを交換しました(記事は[[tools:3dprint:kp3s:coolingfan_replace|こちら]])。\\ やっとストレス無く使えるようになりました。
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tools/3dprint/kp3s/index.html.1634283598.txt.gz · 最終更新: 2021/10/15 16:39 by Staff_Ujiie