ふたつぼし inside

制作・活動内容、機材の使い方、作り方などなど

ユーザ用ツール

サイト用ツール


howto:open_plc:index.html

差分

このページの2つのバージョン間の差分を表示します。

この比較画面にリンクする

両方とも前のリビジョン 前のリビジョン
次のリビジョン
前のリビジョン
howto:open_plc:index.html [2024/07/26 11:02]
Staff_Ujiie [ハードウェアについて]
howto:open_plc:index.html [2024/08/17 15:30] (現在)
Staff_Ujiie [ソフトウェアの紹介]
行 39: 行 39:
   * 次に、YouTubeの動画も、そこでしかわからないだろう内容があったりしますので見ておいたほうが良いです。動画の説明内容を見ていて、頭のいい人だなと思います。   * 次に、YouTubeの動画も、そこでしかわからないだろう内容があったりしますので見ておいたほうが良いです。動画の説明内容を見ていて、頭のいい人だなと思います。
  
-  * 後はサイト内の[[https://openplc.discussion.community/|フォーラム]]で、個別トピックの投稿を追っていくことで理解が深まります。\\ ユーザーからの困り事相談や色々なやりとりに直接サポート窓口はなく、フォーラムへの投稿を通して行われるスタイルになっています。作者や他の会員が各投稿への回答サポートを行っています。\\ 公式ドキュメントで解決できない困ったことが出てきたら、フォーラムの過去の投稿に関連するものが無いかまず検索してみるのが基本です。その上でフォーラム内で直接質問(会員登録要)もできます。+  * また、OpenPLCエディターのFileメニューにTutorials and Examplesとサンプルプログラムがいくつか載っています。\\ これまで、このようなおまけのサンプルはわざわざ開いたりしなかったのですが、先日Arduino Extensionでうまく動かないところがあって調べていたら、このサンプルプログラム群がただのおまけではなく、よく考えられたテーマ別のマニュアルでもあるということがわかりました。\\ ここの説明をよく読んで試して、基本的なところを身に着けたほうが、複雑なことをしたいときに、結局急がば回れなんだなと思わせてくれます。 
 + 
 +  * 後はサイト内の[[https://openplc.discussion.community/|フォーラム]]で、個別トピックの投稿を追っていくことで理解が深まります。\\ ユーザーからの困り事相談や色々なやりとりに直接サポート窓口はなく、フォーラムへの投稿を通して行われるスタイルになっています。作者や他の会員が各投稿への回答サポートを行っています。\\ 公式ドキュメントで解決できない困ったことが出てきたら、フォーラムの過去の投稿に関連するものが無いかまず検索してみるのが基本です。その上でフォーラム内で直接質問(会員登録要)もできます。
  
   * IEC61131-3に準拠しているため、PLCプログラミングの仕様の詳細はそちらを参照するということで、プログラミングの仕方についてもマニュアルはありません(Learningのページに今後作るようですが)。   * IEC61131-3に準拠しているため、PLCプログラミングの仕様の詳細はそちらを参照するということで、プログラミングの仕方についてもマニュアルはありません(Learningのページに今後作るようですが)。
  
-  * ソフトはバグ対応や機能アップの改修が随時続けられており、同じレビジョンでも日単位で頻繁に更新されています。すでに使っているエディターを最新状態にするのは、最新版のチェックメニューがあり、そこから更新が出来るようになっています。\\ \\ 以前にその機能で更新をしてアップデートしたらエラーが出たので、OpenPLCのフォーラム内で同様の内容のエラー報告を探して見つけたところ、[[https://autonomylogic.com/download|OpenPLCプロジェクトのホームページ]]からダウンロードしたインストーラで再インストールするよう指示されていました。半月ほど戻った日付のリリース版になりましたがそれでエラーが解消しました。\\ \\ 簡単に更新できるのは便利ですが。もしそれで不具合が出たら、前のバーションには戻れないので、公式ページに掲載されているメジャーリリース版に入れ直してください。+  * ソフトはバグ対応や機能アップの改修が随時続けられており、同じレビジョンでも日単位で頻繁に更新されています。すでに使っているエディターを最新状態にするのは、最新版のチェックメニューがあり、そこから更新が出来るようになっています。\\ \\ 以前にその機能で更新をしてアップデートしたらエラーが出たので、OpenPLCのフォーラム内で同様の内容のエラー報告を探して見つけたところ、[[https://autonomylogic.com/download|OpenPLCプロジェクトのホームページ]]からダウンロードしたインストーラで再インストールするよう指示されていました。半月ほど戻った日付のリリース版になりましたがそれでエラーが解消しました。\\ \\ 簡単に更新できるのは便利ですが。もしそれで不具合が出たら、メニューから前のバーションには戻れないので、公式ページに掲載されているメジャーリリース版に入れ直してください。 
 + 
 +  * エディターを最新版に更新するのは、メニューからチェックと更新が出来るようになっていますが、 一方ランタイムの方は、自分で更新作業をすることになります。新しいプログラムのインストールプロセスで、既に入っている古いプログラムは削除して入れ替えてくれます([[https://openplc.discussion.community/post/updating-the-runtime-12504526|参考]])。 
 +(2024/07/26)
  
-  * エディターを最新版に更新するは、メニューからチェックと更新出来るようになっていますが、 一方ランタムの方は、自分で更新作業をすることになります。新しいプログラムのインストープロセで、既入っていプログムは削除て入れ替えてくれ([[https://openplc.discussion.community/post/updating-the-runtime-12504526|参考]]) +  * Windows10標準のアンチウイルス機能のDefenderによって、OpenPLCエディターのシミション・デバック機能イルスに誤検知されうトブルを体験しました([[howto:open_plc:MS_Defender|Microsoft Defenderの脅威(Open PLC Editor)]])\\ (2024/08/17)
-(2024/04/20)+
 \\  \\ 
 ===== ハードウェアについて ===== ===== ハードウェアについて =====
行 67: 行 71:
   * 一口にArduinoボードといっても、Arduino IDEでプログラムを作ってマイコンに書き込むArduinoの仕組みが、その互換機や他の様々なマイコンボードでも利用されるようになっています。\\ OpenPLCでは、Arduino純正製品+αを公式対象機器としていますが、自分で設定すれば対象外のボードでも使うことが出来ます(Arduino IDEが使える製品なら比較的容易とのこと)。   * 一口にArduinoボードといっても、Arduino IDEでプログラムを作ってマイコンに書き込むArduinoの仕組みが、その互換機や他の様々なマイコンボードでも利用されるようになっています。\\ OpenPLCでは、Arduino純正製品+αを公式対象機器としていますが、自分で設定すれば対象外のボードでも使うことが出来ます(Arduino IDEが使える製品なら比較的容易とのこと)。
  
-  * 2021/10/16に、従来slaveとしてしか使えなかったマイコンボードを、単体の独立したPLCとしても使えるようにする[[https://openplc.discussion.community/post/openplc-native-support-for-arduino-boards-in-beta-11984879|大幅な変更]]が加えられました。更にslaveとして利用する場合でも、単体で行う動作は保持して、HOSTからの指示と両方を組み合わせて使うこともできるようになりました。\\ \\ 更にエディターでマイコンボードにプログラムを書き込む際に、ピンごとの機能割当て(デジタルIN/OUT、アナログIN/OUT)を初期値から変更したり、HOSTとの通信手段(Modbus)を有線/無線で設定するパネルが新設されました。+  * 2021/10/16に、従来slaveとしてしか使えなかったマイコンボードを、単体の独立したPLCとしても使えるようにする[[https://openplc.discussion.community/post/openplc-native-support-for-arduino-boards-in-beta-11984879|大幅な変更]]が加えられました。更にslaveとして利用する場合でも、単体で行う動作は保持して、HOSTからの指示と両方を組み合わせて使うこともできるようになりました。\\ \\ 更にエディターでマイコンボードにプログラムを書き込む際に、ピンごとの機能割当て(デジタルIN/OUT、アナログIN/OUT)を初期値から変更して設定したり、HOSTとの通信手段(Modbus)を有線/無線で設定するパネルが新設されました。
  
-  * さらに、先日(2024/4/13)に行われた新たな[[https://openplc.discussion.community/post/new-feature-arduino-sketch-on-plc-programs-13249303|機能追加]]は、Arduino IDEでプログラミングする際のスケッチ(コードやライブラリ)をそのままOpenPLCエディター内に取り込んで、一つのマイコンにArduinoプログラムとPLCプログラムの両方を書き込むことができるというものです。\\ \\ ポイントは、両方のプログラムで一つの変数を共通に設定できるというところです。Arduinoプログラムで取得したセンサーの値を、PLCプログラムでそのまま使って制御に利用するというようなことが、簡単にできるようになります。\\ \\ これまで、掲示板を見ていても、OpenPLCでサーボモーターを動かすにはどうすればよいか等、PLCでやらなくともよいだろうという内容の相談が寄せられていたり、PLCに接続するこのセンサーを動かすOpenPLCのライブラリはないのか等、個別機器への対応を求められたりもしていました。\\ この辺のニーズには、自分でライブラリを書いてシステムに組み込む方法の説明や、Python Sub Moduleという自作Pythonプログラムを取込む仕組みの対応がされてきましたが、いずれにせよ誰にでもできるものではなくハードルが高いものでした。\\ \\ それに対し、今回のArduinoスケッチの取込み機能は、作者によれば、Arduino言語(C++)にあまりなじみの無い人が、世間に多く出回っているArduinoのプログラム資産をコピーして、PLCと組み合わせることで、これまで出来なかったことが容易に出来るようになることが一番いいところだとのことです。ArduinoのプログラムをPLCの言語に書き直さなくてなり、ハードルが大きく下がります。\\ \\ 出たばかりなのでこれから課題等いろいろ出てくるかと思いますが、画期的な機能追加なので、注目していきたいと思います。 +  * さらに、先日(2024/4/13)に行われた新たな[[https://openplc.discussion.community/post/new-feature-arduino-sketch-on-plc-programs-13249303|機能追加]]は、Arduino IDEでプログラミングする際のスケッチ(コードやライブラリ)をそのままOpenPLCエディター内に取り込んで、一つのマイコンにArduinoプログラムとPLCプログラムの両方を書き込むことができるというものです。\\ \\ ポイントは、両方のプログラムで一つの変数を共通に設定できるというところです。Arduinoプログラムで取得したセンサーの値を、PLCプログラムでそのまま使って制御に利用するというようなことが、簡単にできるようになります。\\ \\ これまで、掲示板を見ていても、OpenPLCでサーボモーターを動かすにはどうすればよいか等、PLCでやらなくともよいだろうという内容の相談が寄せられていたり、PLCに接続するこのセンサーを動かすOpenPLCのライブラリはないのか等、個別機器への対応を求められたりもしていました。\\ この辺のニーズには、自分でライブラリを書いてシステムに組み込む方法の説明や、Python Sub Moduleという自作Pythonプログラムを取込む仕組みの対応がされてきましたが、いずれにせよ誰にでもできるものではなくハードルが高いものでした。\\ \\ それに対し、今回のArduinoスケッチの取込み機能は、作者によれば、Arduino言語(C++)にあまりなじみの無い人が、世間に多く出回っているArduinoのプログラム資産をコピーして、PLCと組み合わせることで、これまで出来なかったことが容易に出来るようになることが一番いいところだとのことです。ArduinoのプログラムをPLCの言語に書き直さずに利用できるうになり、ハードルが大きく下がります。\\ \\ 出たばかりなのでこれから課題等いろいろ出てくるかと思いますが、画期的な機能追加なので、注目していきたいと思います。 
-(2024/04/20)+(2024/07/26)
 ===== PLCの国際基準 IEC61131-3 ===== ===== PLCの国際基準 IEC61131-3 =====
   * 生産設備のオートメーション等に多く使われてきたPLC(プログラマブル・ロジック・コントローラー)のプログラムを共通化することで、異なるメーカーのPLCでも同じプログラムが再利用できるような効率的な環境を目指す国際基準です。PLCプログラムの仕様を詳しく規定しています。   * 生産設備のオートメーション等に多く使われてきたPLC(プログラマブル・ロジック・コントローラー)のプログラムを共通化することで、異なるメーカーのPLCでも同じプログラムが再利用できるような効率的な環境を目指す国際基準です。PLCプログラムの仕様を詳しく規定しています。
howto/open_plc/index.html.1721959358.txt.gz · 最終更新: 2024/07/26 11:02 by Staff_Ujiie