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howto:open_plc:basic

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howto:open_plc:basic [2023/03/31 10:38]
Staff_Ujiie [できること]
howto:open_plc:basic [2023/03/31 11:01] (現在)
Staff_Ujiie [基本のプログラムの書き方]
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   * プログラム内で使用する各要素は、エディターではラダー図記述エリアの上部にある**リスト**に登録してから使えるようになります。リスト上では、要素の種類や番号(Location)、表示する名前等の項目を入力します。\\ {{:howto:open_plc:list.png?direct&650|ここに登録すると、後で選択肢メニューに追加されます。}}\\ \\ スイッチとコイルには個々に固有の**番号(Location)**を設定します。この番号は外部/内部/入力/出力で付番のルールが異なっていて、外部入出力はこの番号に対応した実機の接続端子に機器を配線します。機器によって、使用できる外部入出力の番号と接続端子は決まっていますので、その中で実際に使用する番号を選択します。   * プログラム内で使用する各要素は、エディターではラダー図記述エリアの上部にある**リスト**に登録してから使えるようになります。リスト上では、要素の種類や番号(Location)、表示する名前等の項目を入力します。\\ {{:howto:open_plc:list.png?direct&650|ここに登録すると、後で選択肢メニューに追加されます。}}\\ \\ スイッチとコイルには個々に固有の**番号(Location)**を設定します。この番号は外部/内部/入力/出力で付番のルールが異なっていて、外部入出力はこの番号に対応した実機の接続端子に機器を配線します。機器によって、使用できる外部入出力の番号と接続端子は決まっていますので、その中で実際に使用する番号を選択します。
  
-  * PLCプログラム内では単純なON/OFFの入出力のロジックを作成しますが、実際の外部機器のPLCへの接続にあたっては、機器の仕様に合わせた電気回路を構成するように配線する必要があります。+  * PLCプログラム内では単純なON/OFFの入出力のロジックを作成しますが、実際の外部機器のPLCへの接続にあたっては、機器の仕様に合わせた電気回路を構成するように配線する必要があります。\\ PLCプログラムを処理するコンピュータが直接入出力できる電圧、電流は大きくありませんので、トランジスタで増幅したり、フォトカプラやリレーで電気的に絶縁したりして、外部機器に必要な電圧、電流を扱えるようにしますが、このあたりはプログラム中には出てきません
  
   * プログラムでは、コイルと内部スイッチでつくる**自己保持**という手法をよく使います。\\ スイッチをOFF→ONにして、つながったコイルをONにする場合に、通常はスイッチがOFFに変わるとコイルもOFFになりますが、そのスイッチがOFFになってもコイルのON状態を継続させる方法です。\\ そのためには、コイルと同じ名前の内部スイッチを、コイル自身の入力につながるような配線で追加してやります。コイルへの入力ONによって内部スイッチがONになると、内部スイッチからコイルにONを送り込む堂々巡りが発生して、ずっとコイルがON状態に保たれます。\\ コイルをOFFにするためには、つないでいる線の途中に別のスイッチを入れて、外から切ってやる必要があります。\\ これは、スイッチにせよコイルにせよ、入力(押す力や電流)がなくなるとOFFに戻る部品(モーメンタリー)を想定しており(制御がシンプルになり使いやすいため?)、それらを使いつつも状態を維持できる方法です。{{:howto:open_plc:sc2022-10-03_13.32.56r2.png?direct&650|黄色の枠内がコイルと対応する内部スイッチで、自己保持回路を組んだもの}}   * プログラムでは、コイルと内部スイッチでつくる**自己保持**という手法をよく使います。\\ スイッチをOFF→ONにして、つながったコイルをONにする場合に、通常はスイッチがOFFに変わるとコイルもOFFになりますが、そのスイッチがOFFになってもコイルのON状態を継続させる方法です。\\ そのためには、コイルと同じ名前の内部スイッチを、コイル自身の入力につながるような配線で追加してやります。コイルへの入力ONによって内部スイッチがONになると、内部スイッチからコイルにONを送り込む堂々巡りが発生して、ずっとコイルがON状態に保たれます。\\ コイルをOFFにするためには、つないでいる線の途中に別のスイッチを入れて、外から切ってやる必要があります。\\ これは、スイッチにせよコイルにせよ、入力(押す力や電流)がなくなるとOFFに戻る部品(モーメンタリー)を想定しており(制御がシンプルになり使いやすいため?)、それらを使いつつも状態を維持できる方法です。{{:howto:open_plc:sc2022-10-03_13.32.56r2.png?direct&650|黄色の枠内がコイルと対応する内部スイッチで、自己保持回路を組んだもの}}
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-  * プログラムが大きく複雑になってくると、図のどの部分で何をやっているかすぐわからなくなってしまいます。\\ **コメント**を、テキストボックスの形で好きな場所に入れることが出来るので、処理のまとまりごとにタイトルや注釈を入れて、後からメンテナンスしやすい体裁にしておくようにします。\\ ラダーダイアグラムを一目見れば処理がわかるぐらいに慣れてくれば目安程度でよいでしょうが、初心者ほど注釈を丁寧に入れたほうが良いと思います。\\ 処理のブロックごとにスペースを空けるのも見やすさにつながります。+  * プログラムが大きく複雑になってくると、図のどの部分で何をやっているかすぐわからなくなってしまいます。\\ **コメント**を、テキストボックスの形で好きな場所に入れることが出来るので、処理のまとまりごとにタイトルや注釈を入れて、後からメンテナンスしやすい体裁にしておくようにします。\\ ラダーダイアグラムを一目見れば処理がわかるぐらいに慣れてくれば目安程度でよいでしょうが、初心者ほど注釈を丁寧に入れたほうが良いと思います。\\ 処理のブロックごとにスペースを空けるのも見やすさにつながります。必要なスペースを空けるには、ちょっと面倒ですが、開けたい場所の下にある要素全部を選択して下に移動します。
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 ===== プログラムの実行 ===== ===== プログラムの実行 =====
howto/open_plc/basic.1680226682.txt.gz · 最終更新: 2023/03/31 10:38 by Staff_Ujiie