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activities:products:kp3s_case

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activities:products:kp3s_case [2021/08/20 16:43]
Staff_Ujiie [候補]
activities:products:kp3s_case [2021/09/13 12:00] (現在)
Staff_Ujiie [その後]
行 24: 行 24:
 まず最初に、中に入れるKP3Sの寸法を測ってみました。 本体はカバーもついていない構造なので占有面積はかなり小さいのですが、縦長で高さがあります。別体の電源もうまく収めないといけません。\\ まず最初に、中に入れるKP3Sの寸法を測ってみました。 本体はカバーもついていない構造なので占有面積はかなり小さいのですが、縦長で高さがあります。別体の電源もうまく収めないといけません。\\
  
-{{:activities:products:p3231555t_w600.jpg?direct&400|後ろ側から:Z軸の柱と、突き出したステッピングモーターを収める必要があります }}  {{:activities:products:scale-kp3s_w600.jpg?direct&200|}} +{{:activities:products:p3231555t_w600.jpg?direct&400|後ろ側から:Z軸の柱と、突き出したステッピングモーターを収める必要があります }}  {{:activities:products:scale-kp3s_w600.jpg?direct&200|上から見た本体寸法です}}
  
 この底面と高さが収まるケースが都合よく市販されていないか調べてみました。工具収納/保管/運搬用、もしくはアウトドア用品車載用といったところがラインナップが多そうです。大半が濡れにも強く丈夫で、上に座っても大丈夫なものもあります。 この底面と高さが収まるケースが都合よく市販されていないか調べてみました。工具収納/保管/運搬用、もしくはアウトドア用品車載用といったところがラインナップが多そうです。大半が濡れにも強く丈夫で、上に座っても大丈夫なものもあります。
行 31: 行 30:
 寸法を調べてみると、底面が十分なものはたくさんありますが、高さが足りないものばかりです。縦長のケースはあまり需要がないということでしょうか。 寸法を調べてみると、底面が十分なものはたくさんありますが、高さが足りないものばかりです。縦長のケースはあまり需要がないということでしょうか。
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-{{ :activities:products:p4021698_w400.jpg?direct&200|見るからに頑丈な補強入り}}{{ :activities:products:p4021688_w400.jpg?direct&200|ほんとはグレーのやつがよかったのですが}}いろいろ眺めていると、やや縦長のコンパクトなケースが目に留まりました。 内寸法の高さが5cm位足りないのですが、本体の底面はすっぽりと入る感じです。上に座ることもできる一体成型の丈夫な樹脂ケースです。+{{ :activities:products:p4021698_w400.jpg?direct&200|見るからに頑丈な補強入り}}{{ :activities:products:p4021688_w400.jpg?direct&200|ほんとはグレーのやつがよかったのですが}}販売サイトをいろいろ眺めていると、やや縦長のコンパクトなケースが目に留まりました。 内寸法の高さが5cm位足りないのですが、本体の底面はすっぽりと入る感じです。上に座ることもできる一体成型の丈夫な樹脂ケースです。
 高さが足りないのは、フタに穴をあけて何か別のカバーを付けてやればどうにかなるのではと思えました。一からケースを作るよりもずっと少ない手間でいけそうです。 高さが足りないのは、フタに穴をあけて何か別のカバーを付けてやればどうにかなるのではと思えました。一からケースを作るよりもずっと少ない手間でいけそうです。
  
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 ** 高さ対策** ** 高さ対策**
 +{{ :activities:products:scale_lid_a_w600.jpg?direct&150|フタから上にはみ出す予定の寸法です}}
 ケースふたへの穴あけと追加カバーの作成。カバーは、穴とはみ出す部品の形状に合わせて設計し、3Dプリンターで作成の上、フタにねじ止めすることにしました。 ケースふたへの穴あけと追加カバーの作成。カバーは、穴とはみ出す部品の形状に合わせて設計し、3Dプリンターで作成の上、フタにねじ止めすることにしました。
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 ** クッションパッド** ** クッションパッド**
 +{{ :activities:products:scale-cussion_w600.jpg?direct&120|1段目のパッドの寸法です}}
 もともとKP3Sが入っていた段ボール箱に、黒い緩衝材がたっぷり入っていたので、これを再利用して新ケースの緩衝材パッドを作ることにしました。硬さも十分で、簡単にカッターで切れるので、ザクザク切って本体に合わせて形を作ります。本体を入れた後に、隙間に電源部を入れるために2段重ねの構成にします。  もともとKP3Sが入っていた段ボール箱に、黒い緩衝材がたっぷり入っていたので、これを再利用して新ケースの緩衝材パッドを作ることにしました。硬さも十分で、簡単にカッターで切れるので、ザクザク切って本体に合わせて形を作ります。本体を入れた後に、隙間に電源部を入れるために2段重ねの構成にします。 
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行 131: 行 130:
   * {{ :activities:products:p5011965t_w600.jpg?direct&200|何回も何回も見に来る子供がいたのが収穫です}}本来の目的である、屋外のイベント出店に持ち出しました。フィラメントリールと本体・付属品一式を入れたこのケースだけ運べばいいので気楽に持ち出せます。車に載せるときも、大きさ的に空いたシートに乗りますし、シートベルトで固定もできそうです。   * {{ :activities:products:p5011965t_w600.jpg?direct&200|何回も何回も見に来る子供がいたのが収穫です}}本来の目的である、屋外のイベント出店に持ち出しました。フィラメントリールと本体・付属品一式を入れたこのケースだけ運べばいいので気楽に持ち出せます。車に載せるときも、大きさ的に空いたシートに乗りますし、シートベルトで固定もできそうです。
  
-  * 設置は、直射日光を避けつつも見やすいテント前面に組み立てます。今回別途作成したフィラメントホルダーも隣に並べました。場所で制約を受けるのはAC電源からのコードの長さぐらいです。\\ 電源さえ取れればどこでも使えるので、オートキャンプのお供とかどうでしょうか。屋外で休み無く動き続ける印刷ヘッドをぼーっと眺めているのもキャンプ時間の過ごし方としてよさそうです。+  * 設置は、直射日光を避けつつも見やすいテント前面に組み立てます。今回別途作成した[[activities:products:filament_holder|フィラメントホルダー]]も隣に並べました。場所で制約を受けるのはAC電源からのコードの長さぐらいです。\\ 電源さえ取れればどこでも使えるので、オートキャンプのお供とかどうでしょうか。屋外で休み無く動き続ける印刷ヘッドをぼーっと眺めているのもキャンプ時間の過ごし方としてよさそうです。
  
   * さてこのケース、戻ってからの室内収納の際にも役に立っています。機械にほこりが付きませんし、ほぼ密閉されるので、乾燥剤を入れて良いコンディションを保っておけます。   * さてこのケース、戻ってからの室内収納の際にも役に立っています。機械にほこりが付きませんし、ほぼ密閉されるので、乾燥剤を入れて良いコンディションを保っておけます。
行 140: 行 139:
   * しばらくたって、ケースを開けてみたら、案の定、電源をのせていた2段目パッドがたわんで曲がってきていました。緩衝材も柔らかいし両面テープの接着面も荒いしということで、貼り付けた面がズレてきているところもあります。\\ 全部直すのは大変なので、今回の曲がりとズレに関わっていそうな部分だけ、両面テープを剥がして接着剤で固定し直しました。たわんだところは裏側に補強も追加しました。   * しばらくたって、ケースを開けてみたら、案の定、電源をのせていた2段目パッドがたわんで曲がってきていました。緩衝材も柔らかいし両面テープの接着面も荒いしということで、貼り付けた面がズレてきているところもあります。\\ 全部直すのは大変なので、今回の曲がりとズレに関わっていそうな部分だけ、両面テープを剥がして接着剤で固定し直しました。たわんだところは裏側に補強も追加しました。
  
-  * 本体のX軸のアームは時間が立つといつの間にか下がってきて、ノズルがプラットホームに刺さっていたりします。特に持ち運びする際の振動によってX軸の重さでZ軸のスクリューが回ってX軸が下がってきてしまいます。本体をケースに収納する際には、X軸とプラットホームの間に余った緩衝材を必ずはさんでおくようにしましょう。+  * 本体のX軸のアームは時間が立つといつの間にか下がってきて、ノズルがプラットホームに刺さっていたりします。特に持ち運びする際の振動によってX軸の重さでZ軸のスクリューが回ってX軸が下がってきてしまいます。本体をケースに収納する際には、X軸とプラットホームの間に余った緩衝材を必ずはさんでおくようにしましょう。
  
   * {{ :activities:products:p8102273t_w600.jpg?direct&200|「ふ」の向きを揃えればOK、本体にもつけました}}現場で収納するときに本体を入れる向きに迷うことが結構あったので、緩衝材とフタに向きがひと目でわかるような目印を付けました。    * {{ :activities:products:p8102273t_w600.jpg?direct&200|「ふ」の向きを揃えればOK、本体にもつけました}}現場で収納するときに本体を入れる向きに迷うことが結構あったので、緩衝材とフタに向きがひと目でわかるような目印を付けました。 
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activities/products/kp3s_case.1629445431.txt.gz · 最終更新: 2021/08/20 16:43 by Staff_Ujiie