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activities:products:inner_windows_2 [2023/07/15 17:54] Staff_Ujiie [作業の実際] |
activities:products:inner_windows_2 [2023/07/17 10:45] (現在) Staff_Ujiie [ポリカプラダンでの簡易内窓の制作 (2) パーツ制作作業] |
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- | ======ポリカプラダンでの簡易内窓の制作 (2) パーツ作成作業 ====== | + | ======ポリカプラダンでの簡易内窓の制作 (2) パーツ制作作業 ====== |
- | 内窓の各パーツを作っていく作業の内容です。 | + | {{: |
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+ | 内窓の各パーツを作っていきます。 | ||
==== 作業工具 ==== | ==== 作業工具 ==== | ||
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* **カッターナイフ**: | * **カッターナイフ**: | ||
- | * 大きなボードの切断なので大型のよく切れるカッターナイフを使います。ポリカプラダンの切断は独特で、重なった薄いポリカ板を何枚も切る作業を繰り返してゆくことになります。大きな力は必要ありませんが、段差があって連続的にひっかかる材料を、ズレずに角度一定で何回も同じところを引くのにかかる力は要ります。 | + | * 大きなボードの切断なので大型のよく切れるカッターナイフを使います。ポリカプラダンの切断は独特で、重なった薄いポリカ板を何枚も切る作業を繰り返してゆくことになります。大きな力は必要ありませんが、段差があって断続的にひっかかりを感じる材料を、ズレずに角度一定で何回も同じところを引くのにかかる力は要ります。 |
* **ノコギリ**: | * **ノコギリ**: | ||
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* ジョイナーの切断 | * ジョイナーの切断 | ||
* L字部材の切断と穴開け | * L字部材の切断と穴開け | ||
- | * ボードへの穴開け:(上の通り) | + | * ボードへの穴開け |
- | * ワッシャーは、上記自作品。 | + | * ワッシャーは上記自作品。 |
- | 4.**南面引き戸窓**(✕4)\\ 引戸用のレール作成と各ボードの両脇に細いカブセで枠を付けます。 | + | 4.**南面引き戸窓**(✕4)\\ 引戸用のレール作成と各ボードの両脇に細いジョイナーで枠を付けます。 |
* 引き戸レールの切断 | * 引き戸レールの切断 | ||
- | * カブセの切断、ボードへの取付け(両面テープ+はめ込み) | + | * ジョイナーの切断、ボードへの取付け(両面テープ+はめ込み) |
- | 5、**北面流し引き戸窓**(✕2)\\ 引戸用のレール作成と各ボードの両脇にカブセで枠を付けます。高さが他の窓の半分くらいなので加工が楽です。 | + | 5、**北面流し引き戸窓**(✕2)\\ 引戸用のレール作成と各ボードの両脇にジョイナーで枠を付けます。高さが他の窓の半分くらいなので加工が楽です。 |
* 引き戸レールの切断 | * 引き戸レールの切断 | ||
- | * カブセの切断、ボードへの取付け(両面テープ+はめ込み) | + | * ジョイナーの切断、ボードへの取付け(両面テープ+はめ込み) |
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* 実際の治具は、工具類を買ったときに入っていたパッケージ(透明樹脂+ボール紙)に使われている透明のPET板の部分を菜切り包丁型に切り抜いて作成しました。強度があってよくしなる透明樹脂が向いています。しっかりつかんで力を入れやすいように幅を広めに、かつ長い距離を連続して使うので、ある程度の長さがあったほうが使いやすいです。ボードとジョイナーの縁の間に割り込ませやすくするために端を斜めにします。\\ {{: | * 実際の治具は、工具類を買ったときに入っていたパッケージ(透明樹脂+ボール紙)に使われている透明のPET板の部分を菜切り包丁型に切り抜いて作成しました。強度があってよくしなる透明樹脂が向いています。しっかりつかんで力を入れやすいように幅を広めに、かつ長い距離を連続して使うので、ある程度の長さがあったほうが使いやすいです。ボードとジョイナーの縁の間に割り込ませやすくするために端を斜めにします。\\ {{: | ||
- | * ボードとジョイナーを並べて、治具を斜めの端から間に挟んだ状態でジョイナーを押し込んでゆきます。ジョイナーの幅は表裏で違うので、長い方を先にボードにかぶせておいて、短い方に治具を挟み込んでボードをくわえさせます。やりにくい時は、ボードの表裏両面に治具を2枚挟んで押し込んでもいいと思います。はめ込んだ後で位置をずらすのは結構大変なので、最初の位置決めは慎重にします。\\ ジョイナーのまだはめ込まれていない部分を外側にしならせた状態で、間にはさまった治具を、既に噛み合った場所からこれから噛み合う場所まで引っ張ってずらしてやります。この作業には力が必要な一方で、治具が外れてしまわないように十分注意が要ります。外れなければ最小限の労力で済みますが、もし外れてしまったら、治具の斜めの部分を間に滑り込ませる作業から行います。治具を挟んだまま端からジョイナーをはめ込んで、その治具を移動させて噛み合った場所を先に伸ばしてという作業を繰り返して全部が噛み合った状態にします。\\ その後で、側面から木切れ等で叩いて一番奥まで押し込めば出来上がりです。\\ 使った後の治具は表面が擦り傷だらけになります。治具が途中で外れずに連続してずらして先に進めるような作業の加減が分かってくれば、楽にできるようになります。\\ {{: | + | * ボードとジョイナーを並べて、治具を斜めの端から間に挟んだ状態でジョイナーを押し込んでゆきます。\\ ジョイナーの幅は表裏で違うので、長い方を下にして先にボードにかぶせておいて、短い方に治具を挟み込んでその状態でボードをくわえさせます。やりにくい時は、ボードの表裏両面に治具を2枚挟んで押し込んでもいいと思います。はめ込んだ後で位置をずらすのは結構大変なので、最初の位置決めは慎重にします。\\ ジョイナーのまだはめ込まれていない部分を外側にしならせた状態で、間にはさまった治具を、既に噛み合った場所からこれから噛み合わせる場所まで引っ張ってずらしてやります。\\ この作業には力が必要で、その一方で、治具が外れてしまわないように力加減に十分注意が必要です。外れなければ最小限の労力で済みますが、もし外れてしまったら、治具の斜めの部分をボードとジョイナーの間に滑り込ませる作業から行います。\\ 治具を挟んだまま端からジョイナーをボードにはめ込んで、その治具を移動させて噛み合った場所を先に伸ばしてゆく作業を何回も繰り返してジョイナー全部がボードに噛み合った状態にします。一番端まで行った治具は外します。\\ そこまでできたら、側面から木切れ等で叩いてジョイナーを一番奥まで押し込めば出来上がりです。\\ 使った後の治具は表面が擦り傷だらけになります。治具が途中で外れずに連続してずらして先に進めるような作業のコツが分かってくれば、楽にできるようになります。\\ {{: |
* 作業中、保護フィルムがはさまってしまうことがありますが、ゆっくり引っ張れば抜けるので心配いりません。 | * 作業中、保護フィルムがはさまってしまうことがありますが、ゆっくり引っ張れば抜けるので心配いりません。 | ||
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=== L字アングルおよびボードへの穴あけ === | === L字アングルおよびボードへの穴あけ === | ||
- | * ネジ止めするための金具を取り付けるL字アングルは固定が難しかったので、机の端をガイドにして、並べた机の隙間の位置で穴あけしました。\\ {{: | + | * ネジ止めするための金具を取り付けるL字アングルは固定が難しかったので、机の端をガイドにして、並べた机の隙間の位置で穴あけしました。\\ {{: |
* ボードは穴あけ位置がプラダンの段のどこにくるかで難易度が大きく変わります。段のあいだの真ん中なら表裏の2枚の薄板以外は空気なので問題ありませんが、穴の位置がちょうど段に重なっていると、せっかくの竹用ドリルでもズレてしまいうまく穴あけができません。\\ 1、2回失敗して、やり方を変えないと無理だと思いました。まわりがスカスカで、ここだけが硬い段の部分に縦に穴あけすること自体が無理と思われますので、別のやり方が必要です。手持ち工具に先の細いニッパーがあったので、これで穴部分を切ってしまうことにしました。幸い、最終的な穴径が5.5mmで、このニッパーの先を使えば縦横4mm程度に喰い切りすることができそうです。何回かやってみて、ニッパーで切り抜いた穴を小さめにして、その後竹用ドリルを通すと穴を丸くすることもできました。多少形が汚くはなりますが、後で隠れる部分なので問題ありません。\\ 取り付け用の穴は多少のズレとボードの収縮を吸収できるようにやや大きめに設定しているので、なるべく穴位置で調整して、どうしても段にかかるところをこの方法で開けました。思いの外少ない箇所ですみました。\\ {{: | * ボードは穴あけ位置がプラダンの段のどこにくるかで難易度が大きく変わります。段のあいだの真ん中なら表裏の2枚の薄板以外は空気なので問題ありませんが、穴の位置がちょうど段に重なっていると、せっかくの竹用ドリルでもズレてしまいうまく穴あけができません。\\ 1、2回失敗して、やり方を変えないと無理だと思いました。まわりがスカスカで、ここだけが硬い段の部分に縦に穴あけすること自体が無理と思われますので、別のやり方が必要です。手持ち工具に先の細いニッパーがあったので、これで穴部分を切ってしまうことにしました。幸い、最終的な穴径が5.5mmで、このニッパーの先を使えば縦横4mm程度に喰い切りすることができそうです。何回かやってみて、ニッパーで切り抜いた穴を小さめにして、その後竹用ドリルを通すと穴を丸くすることもできました。多少形が汚くはなりますが、後で隠れる部分なので問題ありません。\\ 取り付け用の穴は多少のズレとボードの収縮を吸収できるようにやや大きめに設定しているので、なるべく穴位置で調整して、どうしても段にかかるところをこの方法で開けました。思いの外少ない箇所ですみました。\\ {{: | ||
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=== 窓枠への樹脂モールやレール等の取り付け === | === 窓枠への樹脂モールやレール等の取り付け === | ||
* サッシ枠への樹脂枠部材の取付けは、後で剥がすことができるように両面テープを使います。\\ あらかじめ部材側にテープを貼って、サッシの取り付け場所に位置合わせをしてから、剥離紙を剥がして接着します。\\ 場所がズレてくっついてしまった場合でも、接着直後であれば力を入れてゆっくり剥がせば外すことができます。粘着面が部分的にちぎれてしまい、きれいにならない時はその部分を剥がして新しい両面テープを貼り直します。厚みが変わるので粘着テープ同士で重なったところができないようにします。\\ \\ | * サッシ枠への樹脂枠部材の取付けは、後で剥がすことができるように両面テープを使います。\\ あらかじめ部材側にテープを貼って、サッシの取り付け場所に位置合わせをしてから、剥離紙を剥がして接着します。\\ 場所がズレてくっついてしまった場合でも、接着直後であれば力を入れてゆっくり剥がせば外すことができます。粘着面が部分的にちぎれてしまい、きれいにならない時はその部分を剥がして新しい両面テープを貼り直します。厚みが変わるので粘着テープ同士で重なったところができないようにします。\\ \\ | ||
- | * 取り付け位置を寸法通りに効率的に揃えるために、L字アングルの残りで取付用の治具を作りました。この治具をあらかじめ取り付ける場所に貼り付けておいて、部材を貼りつける際はその治具に沿わせて位置決めをしてやります。いちいち寸法を測らなくてよいので効率的に作業ができます。\\ {{: | + | * 取り付け位置を寸法通りに効率的に揃えるために、L字アングルの残りで取付用の治具を作りました。この治具をあらかじめ取り付ける場所に貼り付けておいて、部材を貼りつける際はその治具に沿わせて位置決めをしてやります。いちいち寸法を測らなくてよいので効率的に作業ができます。\\ {{: |
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