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activities:products:display_frame [2022/01/15 13:24] Staff_Ujiie [Fusion360でデザイン] |
activities:products:display_frame [2022/01/15 13:48] (現在) Staff_Ujiie [Fusion360でデザイン] |
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* アクリル板をレーザーカットして作るので、普通はベクター画像編集ソフト(Inkscape, | * アクリル板をレーザーカットして作るので、普通はベクター画像編集ソフト(Inkscape, | ||
- | * Fusion360を使うのは、寸法をきちんと合わせた複数部品のデザインがしやすいことと、実際の部品のはめ合い具合をみて、レーザーカットで発生する切断線の切りしろ分、寸法を微妙に調整する必要があるためです。\\ {{ : | + | * Fusion360を使うのは、寸法をきちんと合わせた複数部品のデザインがしやすいことと、実際の部品のはめ合い具合をみて、レーザーカットで発生する切断線の切りしろ分、寸法を微妙に調整する必要があるためです(硬い樹脂なので、微妙な寸法の違いで、入らなくなったりゆるゆるになったりします)。\\ {{ : |
* とはいうものの、実はFusion360をレーザーカットのデザイン作成に使うには大きな問題があります。Fusion360でデザインしたものをベクターデザインソフトに渡すためのSVG形式での画像の出力が元々サポートされていません。3Dモデルの作成ソフトなので、そこから2Dデザインを出力する想定がなかったのでしょう。\\ 最初、図面作成機能(PDF形式)で図面として出力し、それをInkscapeで読み込んで加工を試みましたが、どうもうまくいきません。\\ {{ : | * とはいうものの、実はFusion360をレーザーカットのデザイン作成に使うには大きな問題があります。Fusion360でデザインしたものをベクターデザインソフトに渡すためのSVG形式での画像の出力が元々サポートされていません。3Dモデルの作成ソフトなので、そこから2Dデザインを出力する想定がなかったのでしょう。\\ 最初、図面作成機能(PDF形式)で図面として出力し、それをInkscapeで読み込んで加工を試みましたが、どうもうまくいきません。\\ {{ : | ||
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* 各デザインは、レーザー加工用のデザインルールに合わせて設定(色、線幅、塗り潰し)します。 | * 各デザインは、レーザー加工用のデザインルールに合わせて設定(色、線幅、塗り潰し)します。 | ||
- | * 出来たらPodea専用形式(ppzp)に出力して、Podea制御ソフトで取り込みます。と思ったら、取り込み時に「レイヤーが無い」というエラーが出てしまいました。 | + | * 出来たらPodea専用形式(ppzp)に出力して、Podea制御ソフトで取り込みます。と思ったら、「レイヤーが無い」というエラーが出て取り込めません。 |
* Inkscapeに戻ってよく見たら、作成したデザインは表示されているのにもかかわらず、レイヤーが存在していません。Fusion360でアドインで作成したSVGデータを取り込むと、そのデータはレイヤーの中に入ってくれないようです。とはいえ、レイヤーがないとPodea制御ソフトは受け付けてくれません。対応方法は2通りです。\\ | * Inkscapeに戻ってよく見たら、作成したデザインは表示されているのにもかかわらず、レイヤーが存在していません。Fusion360でアドインで作成したSVGデータを取り込むと、そのデータはレイヤーの中に入ってくれないようです。とはいえ、レイヤーがないとPodea制御ソフトは受け付けてくれません。対応方法は2通りです。\\ | ||
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* なぜか、複数ある部品の1個目の切断が終わったところで機械が止まってしまいました。これについては理由が不明ですが、たまにある事態です。\\ 機械をリセットし、なんとか続きを加工し、必要な枚数の各部品を切り出しました。 | * なぜか、複数ある部品の1個目の切断が終わったところで機械が止まってしまいました。これについては理由が不明ですが、たまにある事態です。\\ 機械をリセットし、なんとか続きを加工し、必要な枚数の各部品を切り出しました。 | ||
- | * 各部品の切断面の状態は良好です。保護紙類を剥がして組み立てます。側板同士の互い違いのはめこみ部分は少しゆるめでしたが、角の部品はややきつめで、しっかりと組み上がります。5mm厚のアクリル板でも、細長いので力がかかるとうまくしなってくれ、キコキコと音を立ててはめ込みができました。アクリルの柔らかさが感じられました。\\ 組み立てでゆるすぎたりきつすぎたりしたら、デザイン修正からやり直すつもりでいましたが、一発でいい具合に組み上がりました。\\ {{: | + | * 各部品の切断面の状態は良好です。保護紙類を剥がして組み立てます。側板同士の互い違いのはめこみ部分は少しゆるめでしたが、角の部品はややきつめで、しっかりと組み上がります。5mm厚のアクリル板でも、細長いので力がかかるとうまくしなってくれ、キコキコと音を立てながらはめ込みができました。アクリルの柔らかさが感じられます。\\ 組み立てでゆるすぎたりきつすぎたりしたら、デザイン修正からやり直すつもりでいましたが、一発でいい具合に組み上がりました。\\ {{: |
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===== 設置 ===== | ===== 設置 ===== | ||
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===== 感想 ===== | ===== 感想 ===== |