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activities:products:automata

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activities:products:automata [2022/02/05 15:29]
Staff_Ujiie [構想]
activities:products:automata [2022/02/12 09:23] (現在)
Staff_Ujiie [構想]
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 {{indexmenu_n>2}} {{indexmenu_n>2}}
-====== オートマタ (作成中)====== +====== オートマタ/からくりおもちゃ ====== 
 +{{{{ :activities:products:pb070497r_w600.jpg?direct&400|コブラに噛まれた!!}}
 オートマタ/からくりおもちゃといったおもちゃのジャンルがあります。自動や手動でさまざまな動きをしてみせる人形や置きものなどで、子供や大人を問わず大抵のひとは好きだと思います。\\ 江戸時代に茶運び人形が作られたり、飛騨高山祭でのからくり奉納は有名ですし、西欧では時計台に組み込まれたからくり仕掛けなどがあります。 オートマタ/からくりおもちゃといったおもちゃのジャンルがあります。自動や手動でさまざまな動きをしてみせる人形や置きものなどで、子供や大人を問わず大抵のひとは好きだと思います。\\ 江戸時代に茶運び人形が作られたり、飛騨高山祭でのからくり奉納は有名ですし、西欧では時計台に組み込まれたからくり仕掛けなどがあります。
  
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   * 製造工程の多くを機械に任せて、再現性を高くするとなると、とにかく設計が大半の作業になります。自分の手作業で制作するものなら、作成中の現物相手に手調整や変更を加えて完成させてゆく余地(と楽しさ)がありますが、今回は調整済の完成品が出来てくる設計データを作り上げる必要があります。   * 製造工程の多くを機械に任せて、再現性を高くするとなると、とにかく設計が大半の作業になります。自分の手作業で制作するものなら、作成中の現物相手に手調整や変更を加えて完成させてゆく余地(と楽しさ)がありますが、今回は調整済の完成品が出来てくる設計データを作り上げる必要があります。
  
-  * また、私は工学関係は素人ですので、利用できる機構についての基礎知識も身につける必要があります。その勉強がてら機構模型も実際に作ってみることにします(機構模型については別ページ)。+  * また、私は工学関係は素人ですので、利用できる機構についての基礎知識も身につける必要があります。その勉強がてら機構模型も実際に作ってみることにします(機構模型については[[activities:products:mechanical_model|別ページ]])。
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 ===== きっかけ ===== ===== きっかけ =====
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 ==== Thingiverseのオートマタ作品 ==== ==== Thingiverseのオートマタ作品 ====
 === 北極グマとアザラシのオートマタ === === 北極グマとアザラシのオートマタ ===
-  * {{:activities:products:pa190393_w600.jpg?direct&200|魚を見せつけるアザラシ}} {{:activities:products:pa190394_w600.jpg?direct&200|おっと!}} {{:activities:products:pa190395_w600.jpg?direct&200|残念。}} \\ {{:activities:products:pa190381r_w600.jpg?direct&200|部品}} {{:activities:products:pa190390_w600.jpg?direct&200|仕組み}} {{:activities:products:pa190383r_w600.jpg?direct&200|造形のオリジナルはペーパーモデルらしいです}}\\ 横についたハンドルを手回しすると、北極グマがアザラシの魚を取ろうとしますが、アザラシは氷の下に逃げて無事。そのあとまた北極グマをあざわらうかのように顔を出します。北極グマとアザラシの2つの動きが絶妙なタイミングでリンクしています。\\ とてもセンスよくまとまった印象の作品で、動物の造形も素晴らしいです。\\ 作者は他にもオートマタ作品を発表していますが、実際に作ってみたらうまく動かなかったりして、仕組みの設計があまり練れていないようです。このモデルは大丈夫でした。 +  * {{:activities:products:pa190393_w600.jpg?direct&200|魚を見せつけるアザラシ}} {{:activities:products:pa190394_w600.jpg?direct&200|おっと!}} {{:activities:products:pa190395_w600.jpg?direct&200|残念。}} \\ {{:activities:products:pa190381r_w600.jpg?direct&200|部品}} {{:activities:products:pa190390_w600.jpg?direct&200|仕組み}} {{:activities:products:pa190383r_w600.jpg?direct&200|造形のオリジナルはペーパーモデルらしいです}}  
-\\ +  * 横についたハンドルを手回しすると、北極グマがアザラシの魚を取ろうとしますが、アザラシは氷の下に逃げて無事。そのあとまた北極グマをあざわらうかのように顔を出します。北極グマとアザラシの2つの動きが絶妙なタイミングでリンクしています。\\ とてもセンスよくまとまった印象の作品で、動物の造形も素晴らしいです。\\ 作者は他にもオートマタ作品を発表していますが、実際に作ってみたらうまく動かなかったりして、仕組みの設計があまり練れていないようです。このモデルは大丈夫でした。 
 +  * [[https://www.thingiverse.com/thing:4052802|**Polar Bear with Seal** (automata)]] / by amaochan, December 17, 2019 / [[https://creativecommons.org/licenses/by-nc-nd/4.0/|CC BY-NC-ND]] \\ \\ 
 === ゼンマイで走る車のポストカード === === ゼンマイで走る車のポストカード ===
   * {{:activities:products:pb140623_w600.jpg?direct&200|巻いたゼンマイの力を歯車で調整して}} {{:activities:products:pb140622_w600.jpg?direct&200|走ります。}} {{:activities:products:pb030473_w600.jpg?direct&200|ポストカード状の部品}}   * {{:activities:products:pb140623_w600.jpg?direct&200|巻いたゼンマイの力を歯車で調整して}} {{:activities:products:pb140622_w600.jpg?direct&200|走ります。}} {{:activities:products:pb030473_w600.jpg?direct&200|ポストカード状の部品}}
-  * 現在はThingiverse上にはなく、作者のHPでデータが有償販売されています。 +  * この作品は、プラモデルのように部品を切り離して組み立てると、ネジを巻いてゼンマイで走る車が出来上がります。部品はプレゼントに最適なポストカード状のパッケージにまとめられています。\\ 最初に見た時にゼンマイに惹かれて作ってみたら、その完成度の高さに驚きました。3Dプリントだけで実現しているゼンマイの仕組みや、車のフレーム構造や部品、シャフトの接合部分など、細かいところが考えつくされている感じです。こんなのが作れればなあと思えるお手本です。 
-  * この作品は、プラモデルのように部品を切り離して組み立て、ネジを巻いてゼンマイで走る車を作ることが出来ます。部品はプレゼントに最適なポストカード状のパッケージにまとめられています。\\ この作品は、ゼンマイに惹かれて作ってみたら、その完成度の高さに感服しました。3Dプリントだけで実現しているゼンマイや、車のフレーム構造や部品、シャフトの接合部分など、考えつくされている感じです。お手本です+  * **Fully 3D-printable wind-up car gift card** / by Bribro12 / CC NC-ND \\ ※こちらは現在はThingiverseにはなく、[[https://bbprojects.technology/|作者のサイト]]で有償販売されています。\\ 
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 ==== 書籍 ==== ==== 書籍 ====
activities/products/automata.1644042556.txt.gz · 最終更新: 2022/02/05 15:29 by Staff_Ujiie