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tools:laser:howto [2021/12/24 14:22] Staff_Ujiie [材料の保護] |
tools:laser:howto [2021/12/24 14:34] Staff_Ujiie [材料の保護] |
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- | ***紙製ハニカム下敷き**:加工テーブルに使われている金属製のハニカム板の紙バージョンのようですが、紹介記事を見ると、加工後のくすみが見られなくなったそうです。燃えにくい処理がされた網状の紙で、テーブルと材料の間にはさんで使います。興味が出てきたので購入しようかと思いましたが、販路が限られていて価格も紙の割に結構するので保留にしておきました。 | + | ***紙製ハニカム下敷き**:加工テーブルに使われている金属製のハニカム板の紙バージョンのようですが、[[https:// |
* **裏面保護紙はがし**:くすみは、加工時に発生するアクリルのガスが切り口から材料と保護紙の間に入り込んで固まって出来ているようです。\\ 原因となるガスを逃してやる必要があるので、__下面のみ保護紙を剥がして加工__してみました。そうすると今度はくすみが見られません。切り口がきれいな状態になりました。\\ その一方で、今度は何か六角形の模様が付いている場所があります。ハニカム板の跡です。金属製のハニカム板が、材料を貫通したレーザーで熱くなって、接触しているアクリルの表面を溶かして跡が付いたようです。\\ 前述の紙製ハニカムは、熱が伝わりにくいので跡が付かないということだと思います。\\ 一難去ってというところですが、アクリルとハニカム板が触れなければよいので、保護紙を剥がした下面の両端(加工部分の外)に__厚めのマスキングテープを2枚重ねて貼って、ほんの少しすき間を作ってレーザー加工__してみました。今度はうまくいきました。変な跡も付かずにきれいなままです。\\ 少し浮いているので、切断時に動いてしまう可能性がありますが、テープの貼り付け位置を工夫することで対応します。\\ __レーザー加工する上面は保護紙付き__、__下面は保護紙を剥がしてマスキングテープで少し浮かす__。< | * **裏面保護紙はがし**:くすみは、加工時に発生するアクリルのガスが切り口から材料と保護紙の間に入り込んで固まって出来ているようです。\\ 原因となるガスを逃してやる必要があるので、__下面のみ保護紙を剥がして加工__してみました。そうすると今度はくすみが見られません。切り口がきれいな状態になりました。\\ その一方で、今度は何か六角形の模様が付いている場所があります。ハニカム板の跡です。金属製のハニカム板が、材料を貫通したレーザーで熱くなって、接触しているアクリルの表面を溶かして跡が付いたようです。\\ 前述の紙製ハニカムは、熱が伝わりにくいので跡が付かないということだと思います。\\ 一難去ってというところですが、アクリルとハニカム板が触れなければよいので、保護紙を剥がした下面の両端(加工部分の外)に__厚めのマスキングテープを2枚重ねて貼って、ほんの少しすき間を作ってレーザー加工__してみました。今度はうまくいきました。変な跡も付かずにきれいなままです。\\ 少し浮いているので、切断時に動いてしまう可能性がありますが、テープの貼り付け位置を工夫することで対応します。\\ __レーザー加工する上面は保護紙付き__、__下面は保護紙を剥がしてマスキングテープで少し浮かす__。< | ||
- | * **裏面の保護紙をマスキングテープに交換**:前項の裏面保護紙剥がしの手法は、アクリルの表面がハニカム板に触らないように距離を取るためのテープ貼り作業が面倒です(切断時にパーツが動かないような位置を考えて貼るため)。\\ アクリル板に元々付いている保護紙は、物が当たっても傷が付かないようにしっかりした紙が使われていて、なおかつ簡単に剥がれるようになっています。私見ですが、レーザーがアクリルを切断した後、保護紙が切断されるまでの間に、発生したアクリルガスが逃げ場を失い、剥がれやすい保護紙とアクリルの間に入り込むのではないかと思います。そう考えると、もっと簡単に切断されて粘着力の強い保護紙ならくすみも出ないのではないでしょうか。\\ ということで、アクリル板に元々付いていた__裏面の保護紙を剥がして、代わりにマスキングテープを貼って切断__してみました(マスキングテープは3Mの243J Plus)。保護紙代わりなので、今回はテーブルから浮かせるためのテープ貼り作業は行いません。\\ 加工後、マスキングテープを剥がしてみると(粘着力はさすがに保護紙の比ではありません)、くすみは見られませんでした。これなら、手間は保護紙の貼り替えだけでよく、ノウハウとかも必要ありません。こちらの方法を__アクリル切断の際のデフォルト__にします。\\ {{: | + | * **裏面の保護紙をマスキングテープに交換**:前項の裏面保護紙剥がしの手法は、アクリルの表面がハニカム板に触らないように距離を取るためのテープ貼り作業が面倒です(切断時にパーツが動かないような位置を考えて貼るため)。\\ アクリル板に元々付いている保護紙は、物が当たっても傷が付かないようにしっかりした紙が使われていて、なおかつ簡単に剥がれるようになっています。私見ですが、レーザーがアクリルを切断した後、保護紙が切断されるまでの間に、発生したアクリルガスが逃げ場を失い、剥がれやすい保護紙とアクリルの間に入り込むのではないかと思います。そう考えると、もっと簡単に切断されて粘着力の強い保護紙ならくすみも出ないのではないでしょうか。\\ ということで、アクリル板に元々付いていた__裏面の保護紙を剥がして、代わりにマスキングテープを貼って切断__してみました(マスキングテープは和紙ベースでいつも使っている3Mの243J Plus)。保護紙代わりなので、今回はテーブルから浮かせるためのテープ貼り作業は行いません。\\ 加工後、マスキングテープを剥がしてみると(粘着力はさすがに保護紙の比ではありません)、くすみの発生は見られませんでした。これなら、手間は保護紙の貼り替えだけでよく、ノウハウとかも必要ありません。こちらの方法を__アクリル切断の際のデフォルト__にします。\\ {{: |
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