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howto:acrylic_resin_work

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howto:acrylic_resin_work [2022/11/12 11:33]
Staff_Ujiie [アクリル棒の加工方法]
howto:acrylic_resin_work [2022/11/12 11:40] (現在)
Staff_Ujiie [その他]
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 ===== 接着方法 ===== ===== 接着方法 =====
  
-    * {{ :howto:pa244910_w600.jpg?direct&200|}}**アクリル専用接着剤**を使います。これは液状のアクリルみたいな液体で、押し付けたアクリル同士の間に染み込んで両方を溶着してくっつけます。接着というより溶接に近いと思います。強力につきますが、接着するもの同士がぴったり接触していないとだめで、隙間があったらその部分はつきません。\\   +    * {{ :howto:pa244910_w600.jpg?direct&200|アルコールやシンナーのようなサラサラの透明液体です}}**アクリル専用接着剤**を使います。これは液状のアクリルみたいな液体で、押し付けたアクリル同士の間に染み込んで両方を溶着してくっつけます。接着というより溶接に近いと思います。強力につきますが、接着するもの同士がぴったり接触していないとだめで、隙間があったらその部分はつきません。\\   
-    * {{ :howto:pa244954_w600.jpg?direct&200|}}接着作業にはかなり気をつかいます。接着するアクリル同士を固定しておいて、その接触面にこの接着剤を滲み込ませ、後は乾くまで待つのですが、滲み込ませる量が多めだとすぐ垂れてきて、不要なところを汚します。\\ 汚すといってもアクリル表面を溶かしてしまうので、拭いて取れるような汚れではありません。前に店舗の看板を作った時に使ったら、あちこちに垂れて雨の染みのような取れない凸凹ができてしまいました。\\   +    * {{ :howto:pa244954_w600.jpg?direct&200|穴に差したシャフトの端に注入しました}}接着作業にはかなり気をつかいます。接着するアクリル同士を固定しておいて、その接触面にこの接着剤を滲み込ませ、後は乾くまで待つのですが、滲み込ませる量が多めだとすぐ垂れてきて、不要なところを汚します。\\ 汚すといってもアクリル表面を溶かしてしまうので、拭いて取れるような汚れではありません。前に店舗の看板を作った時に、あちこちに垂れて雨の染みのような取れない凸凹ができて困りました。\\   
-    * 接着剤に付属しているスポイトは使いものになりません。失敗の原因になだけです。そのかわりに、極細の針のついた注射器(シリンジ)を使って、ごく少量の接着剤をピンポイントで接着箇所にしみ込ませます。今回の3mm丸棒の固定ぐらいだと、注射器の針を伝って流れる小さなしずくでも多すぎるくらいです。\\ 細かい作業で顔を近づけるので、しずくが目に飛ばないように保護メガネも必要です。\\   +    * 接着剤に付属しているスポイトは使いものになりません。たいてい接着剤が垂れて失敗と思います。そのかわりに、極細の針のついた注射器(シリンジ)を使って、ごく少量の接着剤をピンポイントで接着箇所にしみ込ませます。今回の3mm丸棒の固定ぐらいだと、注射器の針を伝って流れる小さなしずくでも多すぎるくらいです。\\ 細かい作業で顔を近づけるので、しずくが目に飛ばないように保護メガネも必要です。\\   
-    * 今回は使ませんでしたが、注射器よりも筆で滲み込ませたほうが量のコントロールがしやすくていいのではないかと思います。プラモデルでスミ入れする作業にかなり近いと思いますので。+    * 今回は使ませんでしたが、注射器よりも筆で滲み込ませたほうが量のコントロールがしやすくていいのではないかと思います。プラモデルでスミ入れする作業にかなり近いと思いますので。
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 ===== その他 ===== ===== その他 =====
  
   * 熱でリベット作成   * 熱でリベット作成
-    * {{ :howto:pa234882_w600.jpg?direct&200|こんな感じのリベットです}}アクリルは硬くて手作業での加工はしにくいですが、熱を加えると簡単に柔らかくなります。棒状のヒーターを使った曲げ加工は一般的な加工方法です。\\ 今回のアクリル棒のシャフトの一方の端を、熱で柔らかくしてリベット形状に変形させられれば、別のコネクター部品を端に取り付けなくてすむと思いました。部品数を減ってシンプルになるのと同時に、先まで光が通って見た目の向上も期待できます。\\ とは言え、たくさんの部品を同じくらいの寸法にうまく熱加工するには、専用の治具を作る必要がありそうです。今後試してみたいと思います。+    * {{ :howto:pa234882_w600.jpg?direct&200|こんな感じのリベットです}}アクリルは硬くて手作業での加工はしにくいですが、熱を加えると簡単に柔らかくなります。棒状のヒーターを使った曲げ加工は一般的な加工方法です。\\ 今回のアクリル棒のシャフトの一方の端を、熱で柔らかくしてリベット形状に変形させられれば、別のコネクター部品を端に取り付けなくてすむと思いました。部品数を減ってシンプルになるのと同時に、先まで光が通って見た目の向上も期待できます。\\ とは言え、たくさんの部品を同じ寸法にうまく熱加工するには、専用の治具を作る必要がありそうです。今後試してみたいと思います。
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howto/acrylic_resin_work.1668220388.txt.gz · 最終更新: 2022/11/12 11:33 by Staff_Ujiie