このページの2つのバージョン間の差分を表示します。
両方とも前のリビジョン 前のリビジョン 次のリビジョン | 前のリビジョン | ||
howto:acrylic_resin_work [2022/11/11 22:45] Staff_Ujiie [その他] |
howto:acrylic_resin_work [2022/11/12 11:40] (現在) Staff_Ujiie [その他] |
||
---|---|---|---|
行 1: | 行 1: | ||
====== アクリル棒の加工方法 ====== | ====== アクリル棒の加工方法 ====== | ||
- | {{: | + | {{: |
アクリルの丸棒を動く模型のシャフトとして使うための加工方法です。オートマタ2号機の制作で使ってみました。 | アクリルの丸棒を動く模型のシャフトとして使うための加工方法です。オートマタ2号機の制作で使ってみました。 | ||
===== 切断方法 ===== | ===== 切断方法 ===== | ||
購入した長い丸棒を短く切ってシャフトを作りますが、切断方法もいくつか考えられるので、どれがいいか試してみました。 | 購入した長い丸棒を短く切ってシャフトを作りますが、切断方法もいくつか考えられるので、どれがいいか試してみました。 | ||
- | * **超音波カッター**: 硬いアクリル棒に当てた刃が楽々と通っていきます。かなり速く切断できます。ただし切断後の切り口を見ると、表面が溶けて広がってしまっていました。寸法が重要なのでこれでは無理です。\\ {{: | + | * **超音波カッター**: 硬いアクリル棒に当てた刃が楽々と通っていきます。かなり速く切断できます。ただし切断後の切り口を見ると、表面が摩擦熱で溶けて広がってしまっていました。寸法が重要なのでこれでは無理です。\\ {{: |
- | * **レザーソー**: 切り始めは刃が表面を滑り、アクリルの硬さを実感します。3mmとはいえ、下まで切断するのにはちょっと時間がかかります。切りくずがたくさん出るのも困りものです。\\ {{: | + | * **レザーソー**: 切り始めは刃が表面を滑り、アクリルの硬さを実感します。3mmとはいえ、下まで切断するのにはちょっと時間がかかります。切りくずがたくさん出るのも困りものです。\\ {{: |
- | * **金切りハサミ**: 金属板や針金を切るハサミですが、これで切ったらどうかと試してみました。切る事自体は全然問題ないですが、ハサミの刃で上下からはさんで切るので、案の定切り口は凸凹になりました。とはいえ、柔らかい樹脂のように刃が当たって力のかかっていた部分が潰れるという感じではなく、断面全体が凸凹になっています。\\ {{: | + | * **金切りハサミ**: 金属板や針金を切るハサミですが、これで切ったらどうかと試してみました。切る事自体は全然問題ないですが、ハサミの刃で上下からはさんで切るので、案の定切り口は凸凹になりました。とはいえ、柔らかい樹脂のように刃が当たって力のかかっていた部分が潰れるという感じではなく、断面全体が凸凹になっています。\\ {{: |
- | * **ノミ**: 販売サイトのレビューでノミで切るという人がいたので、やってみました。アクリル棒にノミを当てて上からハンマーで叩いて切る(折る)というものです。切った先がどこかへ飛んでいきがちですし、叩く音も響きます。きれいに切るには刃先の当て方やハンマーの叩き方にもコツがありそうで、テクニックが必要です。ただし一瞬で切れるので圧倒的に早いです。切り口は端の方が少し欠けたりしますが意外にきれいです。\\ {{: | + | * **ノミ**: 販売サイトのレビューでノミで切るという人がいたので、やってみました。アクリル棒にノミを当てて上からハンマーで叩いて切る(折る)というものです。切った先がどこかへ飛んでいきがちですし、叩く音も響きます。きれいに切るには刃先の当て方やハンマーの叩き方にもコツがありそうで、テクニックが必要です。ただし一瞬で切れるので圧倒的に早いです。切り口は端の方が少し欠けたりしますが意外にきれいです。これならヤスリがけもラクそうです\\ {{: |
- | * {{ : | + | * {{ : |
- | * {{ : | + | * {{ : |
\\ | \\ | ||
===== 接着方法 ===== | ===== 接着方法 ===== | ||
- | * {{ : | + | * {{ : |
- | * {{ : | + | * {{ : |
- | * 接着剤に付属しているスポイトは使いものになりません。失敗の原因になるだけです。そのかわりに、極細の針のついた注射器(シリンジ)を使って、ごく少量の接着剤をピンポイントで接着箇所にしみ込ませます。今回の3mm丸棒の固定ぐらいだと、注射器の針を伝って流れる小さなしずくでも多すぎるくらいです。\\ 細かい作業で顔を近づけるので、しずくが目に飛ばないように保護メガネも必要です。\\ | + | * 接着剤に付属しているスポイトは使いものになりません。たいてい接着剤が垂れて失敗すると思います。そのかわりに、極細の針のついた注射器(シリンジ)を使って、ごく少量の接着剤をピンポイントで接着箇所にしみ込ませます。今回の3mm丸棒の固定ぐらいだと、注射器の針を伝って流れる小さなしずくでも多すぎるくらいです。\\ 細かい作業で顔を近づけるので、しずくが目に飛ばないように保護メガネも必要です。\\ |
- | * 今回は使えませんでしたが、注射器よりも筆で滲み込ませたほうが量のコントロールがしやすくていいのではないかと思います。プラモデルでスミ入れする作業にかなり近いと思いますので。 | + | * 今回は使いませんでしたが、注射器よりも筆で滲み込ませたほうが量のコントロールがしやすくていいのではないかと思います。プラモデルでスミ入れする作業にかなり近いと思いますので。 |
\\ | \\ | ||
===== その他 ===== | ===== その他 ===== | ||
* 熱でリベット作成 | * 熱でリベット作成 | ||
- | * {{ : | + | * {{ : |
\\ | \\ | ||