このページの2つのバージョン間の差分を表示します。
両方とも前のリビジョン 前のリビジョン 次のリビジョン | 前のリビジョン 最新のリビジョン 両方とも次のリビジョン | ||
activities:products:window_stopper [2023/03/27 15:51] Staff_Ujiie [設計] |
activities:products:window_stopper [2023/03/27 15:59] Staff_Ujiie [(本番2)] |
||
---|---|---|---|
行 33: | 行 33: | ||
* はめ込むときの部品の動きはよくわからないので、予想した分だけ穴を広げて設計し、後は試作したものを実際にはめてみて、うまく使えるか確認します。そのため今回はPLAで試作をして、良さそうになったら本来のPCを使って本番の3Dプリントします。 | * はめ込むときの部品の動きはよくわからないので、予想した分だけ穴を広げて設計し、後は試作したものを実際にはめてみて、うまく使えるか確認します。そのため今回はPLAで試作をして、良さそうになったら本来のPCを使って本番の3Dプリントします。 | ||
- | * 抜き差しには力がかかるので、部品の角はフィレットで丸め、ツルツルの表面で滑らないように模様(楕円)を彫り込みました。\\ \\ {{: | + | * 抜き差しには力がかかるので、部品の角はフィレットで丸め、ツルツルの表面で滑らないように模様(楕円)を彫り込みました。\\ \\ {{: |
\\ | \\ | ||
===== 3Dプリント ===== | ===== 3Dプリント ===== | ||
==== (試作1) ==== | ==== (試作1) ==== | ||
- | * スライス上の設定では、強度を増やすため、インフィルを50%にし、外壁も2層増やしました。 | + | * スライスの設定では、強度を増やすため、インフィルを50%にし、外壁も増やしました。 |
- | * プリント後、実際に窓の金具にはめてみたら、きつくて入りませんでした。寸法を測ったら0.5mm程度部品の隙間が狭かったのが原因です。設計上のモデルと実際のプリントしたものの寸法の違いが発生しています。設計データを微調整して、プリント結果がちょうどよくなるように調整します。 | + | * プリント後、実際に窓の金具にはめてみたら、きつくて入りませんでした。寸法を測ったら0.5mm程度部品の方の隙間が狭かったのが原因です。設計上のモデルと実際のプリントしたものに寸法の違いが発生しています。手っ取り早く設計データを微調整して、プリント結果がちょうどよくなるように調整します。 |
\\ | \\ | ||
==== (試作2) ==== | ==== (試作2) ==== | ||
行 52: | 行 52: | ||
* 試作の結果をフィードバックして、3Dモデルのデザインを微修正して、本来の素材であるPCフィラメントを使ってプリントです。 | * 試作の結果をフィードバックして、3Dモデルのデザインを微修正して、本来の素材であるPCフィラメントを使ってプリントです。 | ||
- | * プリントの途中で様子を見ると、造形中のモデルの四隅がすこし上に反っています。ただし材料が柔らかいのか、ノズルが反った場所に当たっても曲がって元に戻っています。 | + | * プリントの途中で様子を見ると、造形中のモデルの四隅がすこし上に反っています。ただし材料が柔らかいのか、ノズルが反った場所に当たっても平気で曲がって元に戻っています。 |
* プリント結果は、少し糸引きが見られましたが、問題ないレベルです。 | * プリント結果は、少し糸引きが見られましたが、問題ないレベルです。 | ||
- | * この形状だと、サポートが付く場所があまりないので、サポートなしに設定していましたが、四角の角が若干つぶれ気味になっています。後で考えてみると、四隅が反った影響ですね。 | + | * この形状だと、サポートが付く場所があまりないので、サポートなしに設定していましたが、四角の角が若干つぶれ気味になっており、サポートの影響を疑いました。後で考えてみると、四隅が反った影響ですね。 |
- | * 窓の金具に付けてみると、ややきつめに固定されました。機能面では問題なさそうです。\\ とはいえ、金具の一番奥までは入っていきません。金具の根元の部分が、手前に対して微妙に広いのが原因のようです。\\ \\ {{: | + | * 窓の金具に付けてみると、ややきつめに入りました。機能面では問題なさそうです。\\ とはいえ、金具の一番奥までは入っていきません。金具の根元の部分が、手前に対して微妙に広いのが原因のようです。\\ \\ {{: |
\\ | \\ | ||
行 64: | 行 64: | ||
* デザインを再修正です。 | * デザインを再修正です。 | ||
- | * 突き当りまで入るように、金具の根元に当たる部分の間隔が19.5mmから20.0mmになるように広げました。\\ | + | * 突き当りまで入るように、金具の根元に接触する部分の間隔が19.5mmから20.0mmになるように広げました。\\ |
- | * 部品は上下の面をつかんだりもするので、すべり止めの彫込みは四辺全部に増やします。 | + | * 部品を押し込む時は上下の面もつかんだりするので、すべり止めの彫込みは四辺全部に増やします。 |
- | * スライス設定では、念のためサポートを付けてみました。また、ビルドプレートへの定着方法をスカートからブリムに変えてみました。以前に別のモデルで、モデルとの隙間を広めにとったブリムの印象がよかったので。 | + | * スライス設定では、念のためサポートを付けてみました。また、ビルドプレートへの定着方法をスカートからブリムに変えてみました。以前に別のモデルで、モデルとの隙間を広めに取ったブリムの印象がよかったので。 |
* プリント結果は、実用上は問題ありませんが、一部のサポートがモデルにくっついたところがありました。また、ブリムの部分が波打って部分部分で剥がれかけています。\\ \\ {{: | * プリント結果は、実用上は問題ありませんが、一部のサポートがモデルにくっついたところがありました。また、ブリムの部分が波打って部分部分で剥がれかけています。\\ \\ {{: |