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activities:products:spot_heater [2023/01/30 14:01] Staff_Ujiie [レーザー加工機加温にスポットクーラーを活用] |
activities:products:spot_heater [2023/01/30 14:12] Staff_Ujiie [実験] |
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====== レーザー加工機加温にスポットクーラーを活用 ====== | ====== レーザー加工機加温にスポットクーラーを活用 ====== | ||
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- | 窓が占める範囲の大きな当施設では、冬の寒い午前中など、室温をCO2レーザー加工機(Podea Zero Corsa)の加工運転温度下限の20℃まで上げるのには結構時間がかかります。さらにエアコンで室温が上がってきたとしても、冷えきった金属製のレーザー発振器の温度が上がってくれるのはもっと後になり、じれったくてたまりません。 | + | 窓が占める範囲の大きな当施設では、冬の寒い午前中などは熱は逃げていく一方で、室温をCO2レーザー加工機(Podea Zero Corsa)の加工運転温度下限の20℃まで上げるのには結構時間がかかります。さらにエアコンで室温が上がってきたとしても、冷えきった金属製のレーザー発振器の温度が上がってくれるのはもっと後になり、じれったくてたまりません。 |
この冬は、以前夏場の冷却用に導入したスポットクーラーをレーザー加工機の加温にも活用するようにして、プレヒートの時間短縮を図りました。 | この冬は、以前夏場の冷却用に導入したスポットクーラーをレーザー加工機の加温にも活用するようにして、プレヒートの時間短縮を図りました。 | ||
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ただでさえ夏暑い福島盆地で西日にさらされる施設内で、なんとかレーザー加工機を20℃台で運転するためにスポットクーラーを導入し、冷却された空気をレーザー発振管の空冷の吸気口に送り込んで温度を下げるやり方で夏場はしのいでいます。 | ただでさえ夏暑い福島盆地で西日にさらされる施設内で、なんとかレーザー加工機を20℃台で運転するためにスポットクーラーを導入し、冷却された空気をレーザー発振管の空冷の吸気口に送り込んで温度を下げるやり方で夏場はしのいでいます。 | ||
- | このスポットクーラーは、室温マイナス5℃程度の冷却をする機械ですが、室内の空気を本体に取り込んで、冷却ダクトから冷風を、排熱ダクトから温風を出す構造になっています(排熱側の温風をダクトで室外に出して冷房に使います)。室温をプラスとマイナスに分ける機械とも言えます。 | + | このスポットクーラーは、室温マイナス5℃程度の冷却をする機械ですが、室内の空気を本体に吸い込んで、冷却ダクトから冷風を、排熱ダクトから温風を出す構造になっています(排熱側の温風をダクトで室外に出して冷房に使います)。室温をプラスとマイナスに分ける機械ともいえます。 |
フィルター越しに本体に取り込んだ室内の空気を温度で分けているだけなので、排熱側の空気も特に汚いわけではなく、冬にはこの温風を暖房にも使えるのではないかと当時思っていました。コンプレッサーから出る熱も加わって、冷却能力よりも暖房能力の方が高いかもしれません。 | フィルター越しに本体に取り込んだ室内の空気を温度で分けているだけなので、排熱側の空気も特に汚いわけではなく、冬にはこの温風を暖房にも使えるのではないかと当時思っていました。コンプレッサーから出る熱も加わって、冷却能力よりも暖房能力の方が高いかもしれません。 | ||
- | 今回は加温のために実際にこの排熱側を利用してみます。 | + | 今回は室内エアコンに追加して加温するために、この排熱側を利用してみます。 |
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===== 実験 ===== | ===== 実験 ===== | ||
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- | * レーザー加工機の隣に設置してあるスポットクーラーの前後の向きを逆にして、排熱ダクトをレーザー加工機の吸気口付近に持ってきます。逆に冷却側のダクトは室外へ向けます(ダクトが短く室外まで届かないので、ドアを半開きにした隙間に向けておきました)。\\ 排熱ダクトの方が冷却ダクトよりも下についているのですが、夏の導入時に温風を外にだすために長いダクトを取り付けていたので、吸気口までの取り回しに困ることはありません。 | + | * レーザー加工機の隣に設置してあるスポットクーラーの前後の向きを逆にして、排熱ダクトをレーザー加工機の吸気ファン付近まで伸ばします。逆に冷却側のダクトは室外へ向けます(ダクトが短く室外までは届かないので、ドアを半開きにした隙間に向けておきました)。\\ 排熱ダクトの方が冷却ダクトよりも下についているのですが、夏の導入時に温風を外にだすために長いダクトを取り付けていたので、吸気口までの取り回しに困ることはありません。 |
* エアコンで室温を上げつつスポットクーラーを作動させ、レーザー加工機のスイッチを入れて吸気を開始し、運転ソフト上で発振器の温度をチェックします。 | * エアコンで室温を上げつつスポットクーラーを作動させ、レーザー加工機のスイッチを入れて吸気を開始し、運転ソフト上で発振器の温度をチェックします。 |