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activities:products:reel_adapter

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activities:products:reel_adapter [2021/09/18 10:53]
Staff_Ujiie [制作]
activities:products:reel_adapter [2021/09/18 11:00] (現在)
Staff_Ujiie [使ってみて]
行 17: 行 17:
   * Maestro/ATOMのホルダーは、バネで引っ張って押さえ部品でリールをはさみこむ仕組みになっています。単純な穴の空いた円柱状のアダプターでは、押さえ部品の向きを変えるのにバネを強く引かないといけないので、穴の径をを広くして、押さえ部品の向きを変えるのに都合の良い空間を設けておきます。アダプターは共用して使い回すので、新しく作るものには皆この対応を行います。   * Maestro/ATOMのホルダーは、バネで引っ張って押さえ部品でリールをはさみこむ仕組みになっています。単純な穴の空いた円柱状のアダプターでは、押さえ部品の向きを変えるのにバネを強く引かないといけないので、穴の径をを広くして、押さえ部品の向きを変えるのに都合の良い空間を設けておきます。アダプターは共用して使い回すので、新しく作るものには皆この対応を行います。
 {{:activities:products:p9182466_w600.jpg?direct&200 |左右対称に1個ずつ}} {{:activities:products:p9290056r_w600.jpg?direct&200 |リール押さえ}} {{:activities:products:p9182467_w600.jpg?direct&200 |バネでリールを固定します}} {{:activities:products:p9182469_w600.jpg?direct&200 |リールを入れるときは立てます}} {{:activities:products:p9182470_w600.jpg?direct&200 |こうしたいのですが}} {{:activities:products:p9182472_w600.jpg?direct&200 |押さえ部品を引っ張って向きを変えるのが大変}} {{:activities:products:p9182466_w600.jpg?direct&200 |左右対称に1個ずつ}} {{:activities:products:p9290056r_w600.jpg?direct&200 |リール押さえ}} {{:activities:products:p9182467_w600.jpg?direct&200 |バネでリールを固定します}} {{:activities:products:p9182469_w600.jpg?direct&200 |リールを入れるときは立てます}} {{:activities:products:p9182470_w600.jpg?direct&200 |こうしたいのですが}} {{:activities:products:p9182472_w600.jpg?direct&200 |押さえ部品を引っ張って向きを変えるのが大変}}
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 ==== 基本型 ==== ==== 基本型 ====
-断面図のスケッチを軸の回りに回転させて穴付きの円柱を作り、角を丸めるためにフィレットを多めに付けて出来上がりです。+断面図のスケッチを軸の回りに回転させて穴付きの円柱を作り、角を丸めるフィレットを多めに付けて出来上がりです。
 形は単純ですが、重要なのは各部分の寸法です。 形は単純ですが、重要なのは各部分の寸法です。
   * 穴の大きさは、ホルダーの軸とリールの穴の直径を測って決めます。\\ ホルダーの軸はどちらのプリンターもφ30mmだったので、穴径は共通でφ31mm、外径は使用するリールの穴の寸法から多少余裕を大きく取って決めました。   * 穴の大きさは、ホルダーの軸とリールの穴の直径を測って決めます。\\ ホルダーの軸はどちらのプリンターもφ30mmだったので、穴径は共通でφ31mm、外径は使用するリールの穴の寸法から多少余裕を大きく取って決めました。
行 55: 行 56:
   * 一方が薄いスリーブとして、もう一方の厚みのあるパイプの回りを囲むイメージです。   * 一方が薄いスリーブとして、もう一方の厚みのあるパイプの回りを囲むイメージです。
  
-  * この2つの間の寸法を、内側のアダプター外径φ48mm、外側のアダプター内径49.5mmと、1.5mm間を空けて設定しました。+  * この2つの間の寸法を、内側のアダプター外径φ48mm、外側のアダプター内径49.5mmと、1.5mm間を空けて設定しました。
  
   * これを作ったときは、内側のアダプター内径(軸のまわり)をφ32mmと、前述の寸法よりも広めに取っていました。Maestro/ATOMと共用する場合は、軸の長さが短いのですき間を少なくした方が安定します。   * これを作ったときは、内側のアダプター内径(軸のまわり)をφ32mmと、前述の寸法よりも広めに取っていました。Maestro/ATOMと共用する場合は、軸の長さが短いのですき間を少なくした方が安定します。
行 64: 行 65:
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 ===== 制作 ===== ===== 制作 =====
-どれも形状が単純なので、特別問題になる部分はありませんが、他のモノと接触する部分は滑らかになるように気をつけます。+どれも形状が単純なので、3Dプリントする上で問題になる部分はありませんが、他のモノと接触する部分は滑らかになるように気をつけます。
   * 1Kgあるリールを長時間支えることになるので、スライサーソフトの設定で外壁の層の数を多めにします。インフィルの%もあまり小さくならないようにします。   * 1Kgあるリールを長時間支えることになるので、スライサーソフトの設定で外壁の層の数を多めにします。インフィルの%もあまり小さくならないようにします。
  
行 77: 行 78:
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 ===== 使ってみて ===== ===== 使ってみて =====
 実際に取り付けて使用感や不具合がないかを確認です。 実際に取り付けて使用感や不具合がないかを確認です。
-  * 最初に作っただけになってしまいましたが、QIDI用の2重構造のアダプターはカラカラと軽快に回り結構気に入っています。+  * 最初に一つ作っただけになってしまいましたが、QIDI用の2重構造のアダプターはカラカラと軽快に回り結構気に入っています。
  
   * Maestro/ATOMでは、アダプター自体は想定のとおりで問題はありませんでしたが、リールを取り付けた後の押さえ部品のばねが緩くなりがちであったため、追加でバネを調整する治具を作りました。([[activities:products:spring_spacer|]])   * Maestro/ATOMでは、アダプター自体は想定のとおりで問題はありませんでしたが、リールを取り付けた後の押さえ部品のばねが緩くなりがちであったため、追加でバネを調整する治具を作りました。([[activities:products:spring_spacer|]])
activities/products/reel_adapter.1631930009.txt.gz · 最終更新: 2021/09/18 10:53 by Staff_Ujiie