ふたつぼし inside

制作・活動内容、機材の使い方、作り方などなど

ユーザ用ツール

サイト用ツール


activities:products:pcb_spacer

差分

このページの2つのバージョン間の差分を表示します。

この比較画面にリンクする

両方とも前のリビジョン 前のリビジョン
次のリビジョン
前のリビジョン
activities:products:pcb_spacer [2022/05/07 15:33]
Staff_Ujiie [コンセプト]
activities:products:pcb_spacer [2022/05/13 10:19] (現在)
Staff_Ujiie [設計]
行 21: 行 21:
  
 ===== 設計 ===== ===== 設計 =====
-  * {{ :activities:products:sc2022-05-07_14.34.04r_w600.png?direct&200|スペーサーのスケッチ}} {{ :activities:products:sc2022-05-07_14.33.50r_w600.png?direct&200|基板のスケッチ}}Fusion360のスケッチを、基板そのもののスケッチ、スペーサーのスケッチと分けて作成します。 +  * {{ :activities:products:sc2022-05-07_14.34.04r_w600.png?direct&200|スペーサーのスケッチ}} {{ :activities:products:sc2022-05-07_14.33.50r_w600.png?direct&200|基板のスケッチ}}Fusion360のスケッチを、基板そのもののスケッチ、スペーサーのスケッチと分けて作成します。\\ 基板の穴や銅箔の位置を見比べながらスペーサーの各部の形と寸法を決めていきます。 
-\\ \\  + 
-  * {{ :activities:products:sc2022-05-07_14.38.01r_w600.png?direct&200|モデルごとに別のコンポーネントで作成}} {{ :activities:products:sc2022-05-07_14.35.57r_w600.png?direct&200|各部分ごとに押し出し}}押し出しで底板と四隅の柱、基板に差すピンを別々のボディで作成。 +  * {{ :activities:products:sc2022-05-07_14.38.01r_w600.png?direct&200|モデルごとに別のコンポーネントで作成}} {{ :activities:products:sc2022-05-07_14.35.57r_w600.png?direct&200|各部分ごとに押し出し}}スケッチから押し出しで底板と四隅の柱、基板に差すピンを別々のボディで作成。 
-\\  + 
-  * 3Dプリント用のモデル(ボディ)は、ボディの結合で新規コンポーネント内に作成します。結合の各ツールボディはモデルを何種類も作る際に使い回すので、保持しておきます。+  * 最終的なモデル(ボディ)は、ボディの結合で新規コンポーネント内に作成します。ルートに置いてある結合の各ボディ部品はモデルを何種類も作る際に使い回すので、保持しておきます。
  
-  * 個別に必要な内容は、それぞれのコンポーネント内でスケッチや押し出し等を行って反映させ、モデルを完成させます。今回のものは、センサー部品の取り付け位置の関係で、干渉しそうな底板の一部に切り欠き部分を設けました。+  * 個別のモデルで独特な内容は、それぞれのコンポーネント内でスケッチ作成や押し出し等を行って反映させ、3Dプリントに使うモデルを完成させます。今回のものは、センサー部品の取り付け位置の関係で、干渉しそうな底板の一部に切り欠き部分を設けました。
  
   * バリエーションをつくる場合は、ルートにあるボディ部品に必要な修正を加えたり(フィーチャ編集)、新たな部品を追加したりして、組み合わせて結合し、バリエーションのモデルを新規コンポーネント内に作成していきます。   * バリエーションをつくる場合は、ルートにあるボディ部品に必要な修正を加えたり(フィーチャ編集)、新たな部品を追加したりして、組み合わせて結合し、バリエーションのモデルを新規コンポーネント内に作成していきます。
  
-  * 共通に使う部品はルートで作成して、それらを使って3Dプリントする個別のモデルを専用のコンポーネント内に作っていく作業イメージです。個別の場合にだけ必要な内容そのコンポーネント内で加工します。+  * 共通に使う部品はルートで作成して、それらを使って3Dプリントする個別のモデルを専用のコンポーネント内に作っていく作業イメージです。個別の場合にだけ必要な内容そのコンポーネント内で加工します。
  
-  * 底板部品の縁柱の場所以外は大きく面取りを行って、後で外すときの引っ掛かりを作っておきます。内側の穴も同様です。+  * 底板の縁四隅以外は大きく面取りを行って、後で外すの引っ掛かりを作っておきます。内側に開けた円の穴も同様です。
  
   * ケース組み込み時に困ることがないように、基板サイズの外形からはみ出す部分が無いようにしています。   * ケース組み込み時に困ることがないように、基板サイズの外形からはみ出す部分が無いようにしています。
 {{ :activities:products:sc2022-05-06_11.50.31r_w600.png?direct&200|はんだ付け作業用モデル}}{{ :activities:products:sc2022-05-01_11.42.17r_w600.png?direct&200|ケース組み込み用モデル}} {{ :activities:products:sc2022-05-07_15.05.51r_w600.png?direct&200|縁は面取りします}} {{ :activities:products:sc2022-05-06_11.50.31r_w600.png?direct&200|はんだ付け作業用モデル}}{{ :activities:products:sc2022-05-01_11.42.17r_w600.png?direct&200|ケース組み込み用モデル}} {{ :activities:products:sc2022-05-07_15.05.51r_w600.png?direct&200|縁は面取りします}}
-\\ \\ \\ \\ \\ +\\ \\ \\ \\ \\ \\ 
 ===== 3Dプリント ===== ===== 3Dプリント =====
   * {{ :activities:products:p5063967r_w600.jpg?direct&200|少し糸引きがあります}} {{ :activities:products:p5013950r_w600.jpg?direct&200|特に問題ありません}}PLA+でプリントしました。   * {{ :activities:products:p5063967r_w600.jpg?direct&200|少し糸引きがあります}} {{ :activities:products:p5013950r_w600.jpg?direct&200|特に問題ありません}}PLA+でプリントしました。
行 43: 行 43:
   * 四隅に4本の柱が立つ形(特に柱を高くしたタイプ)の場合、糸引きやひげのようなものが付きがちですが、モデルの形自体はきちんと出ています。しょせん治具なので、寸法通りの形ができていれば問題ありません。   * 四隅に4本の柱が立つ形(特に柱を高くしたタイプ)の場合、糸引きやひげのようなものが付きがちですが、モデルの形自体はきちんと出ています。しょせん治具なので、寸法通りの形ができていれば問題ありません。
  
-  * ちょっと心配だった、基板の穴に差す部分も無理なく脱着できました。+  * ちょっと心配だった、基板の穴に差すピンの部分も無理なく抜き差しできました。
  
 \\  \\ 
 ===== 装着 ===== ===== 装着 =====
-  * {{ :activities:products:p5063970r_w600.jpg?direct&200|部品の干渉なしではんだ付けできます}} {{ :activities:products:p5013954_w600.jpg?direct&200|基板をはめてみました}}実際に基板を装着してケースに組み込みました。問題ありません。+  * {{ :activities:products:p5063970r_w600.jpg?direct&200|部品の干渉なしではんだ付けできます}} {{ :activities:products:p5013954_w600.jpg?direct&200|基板をはめてみました。手配線しても十分な隙間です}}実際に基板を装着してケースに組み込みました。問題ありません。
  
   * 基板を装着したら、四隅で突き出したピンの頭をはんだごての熱で軽く潰せば、固定されます。   * 基板を装着したら、四隅で突き出したピンの頭をはんだごての熱で軽く潰せば、固定されます。
行 56: 行 56:
 \\  \\ 
 ===== コメント ===== ===== コメント =====
-  * 今回は30×70mmの基板用に、ケース組み込み用とはんだ付け治具用の2種類を作りました(治具用は後から作ってみたので実際には使っていませんが)。+  * 今回は30×70mmの基板用に、ケース組み込み用とはんだ付け治具用の2種類を作りました(はんだ付け治具用は後から作ってみたので実際には使っていませんが)。 
 + 
 +  * {{ :activities:products:p5073972r_w600.jpg?direct&200|4種類で回路の規模で使い分けできます}}購入した基板のセットも色々なサイズ(スルーホール仕様の両面基板4種類×5枚)が入っているので、各種サイズに合わせてスペーサーベースのモデルを追加する予定です。底板の寸法以外は同じでよいので、バリエーションも簡単に作れます
  
-  * 購入した基板セット色々サイズ(4種類×5枚)っているので、各種サイズ合わせスペサーベースのモデル追加する予定です。+  * 方式でφ3mm用作っても良さそうですが、基板が大きくるとプリント時間長くなってしまうので、小さい基板こそ向いいると思います。特殊な形のケスや、穴あけ出来ないケース等に基板組み込む際に使い道がありそうです。
  
 +  * このあと基板に部品を取り付けて配線していきましたが、ここで作っていた基板のスケッチモデルが配線図の検討とチェックのために利用できて一石二鳥でした。この話は別のところで。
 \\  \\ 
  
activities/products/pcb_spacer.1651905195.txt.gz · 最終更新: 2022/05/07 15:33 by Staff_Ujiie