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activities:products:inner_windows_3 [2023/07/16 16:52] Staff_Ujiie [4.南面引き戸窓(✕4):] |
activities:products:inner_windows_3 [2024/05/27 15:45] (現在) Staff_Ujiie [その後の感想] |
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====== ポリカプラダンでの簡易内窓の制作 (3) 設置~感想~改良====== | ====== ポリカプラダンでの簡易内窓の制作 (3) 設置~感想~改良====== | ||
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各部品を組み合わせて内窓を完成させます。 | 各部品を組み合わせて内窓を完成させます。 | ||
===== 設置 ===== | ===== 設置 ===== | ||
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* 肝心の断熱効果ですが、数値での比較はできませんが、感覚的には、室温の上下がマイルドになった感じがします。極端に寒くなったり暑くなったりする感じはなくなりました。試しに内窓だけを開けてみると、その窓からはガラス越しに冷気を感じられます。 | * 肝心の断熱効果ですが、数値での比較はできませんが、感覚的には、室温の上下がマイルドになった感じがします。極端に寒くなったり暑くなったりする感じはなくなりました。試しに内窓だけを開けてみると、その窓からはガラス越しに冷気を感じられます。 | ||
- | * ボードの段の縦横で、部屋の高さと広さのどちらを強調するか、室内の印象が変わってきます。また、ボードの向こう側の見え方が結構変わります。人の目は2つ横についているので、目の高さ付近では段が横になっている方が向こう側が見えやすく感じます。 | + | * 一番気になるのは、ボードにたわみが出ることです。これはボードの表裏が内と外の温度差で伸び縮みするのが主な要因で、温度が変わるとたわみの量も向きも変化します。隣り合う2枚の引き戸のたわみ量が異なって、引き戸同士の間に大きな隙間ができたりしています。室内の暖房と外の低温の温度差が大きい時は、南面窓の縦1.6mの引き戸では、真ん中で3cmぐらい隙間ができることがあります。\\ ボードの縁につけたPVCのコの字ジョイナーぐらいでは、たわみを抑えられないようです。これが西面開き窓で使っているポリカーボネートのジョイナーだと、かなり頑丈なのでたわみも感じられません。\\ ボードの段の向きの方向に曲がりやすい気もしますが、横向きに使っていてもたわみが出ないわけではありません。\\ たわみを防ぐには、窓枠を曲がらないものにするのが一番の方法なので、何かいいものはないかと探しています。車のワイパーブレードに細い板バネが付いていますが、もしこれの長いものがあれば、ボードのフチに挟み込んで使うとしなり防止に効果的なのではと思います。それらしい板バネはちょっと市販品に見当たりませんでしたが。\\ 次善の策として、たわみで大きく隙間が開くのを防ぐために、マグネットのテープで枠同士がくっつくようにしておけば、開け締めもできるしよいのではないかと思います。力もそれほど要りませんので、薄くて目立たないのをジョイナーに2~3箇所貼っておけば機能してくれると思います。 |
- | * 一番気になるのは、ボードにたわみが出ることです。これはボードの表裏が内と外の温度差で伸び縮みするのが主な要因で、温度が変わるとたわみの量も向きも変化します。引き戸の位置によってたわみ量が異なるので、引き戸同士の間に大きな隙間ができたりしています。室内の暖房と外の低温の温度差が大きい時は、南面窓の縦1.6mの引き戸では、真ん中で3cmぐらい隙間ができることがあります。\\ ボードの縁につけたPVCのコの字ジョイナーぐらいでは、たわみを抑えられないようです。これが西面開き窓で使っているポリカーボネートのジョイナーだと、かなり頑丈なのでたわみもほぼ気になりません。\\ | + | * ボードの段の方向の縦横で、部屋の高さと広さのどちらが強調されるか、室内の印象が変わります。また、ボードの向こう側の見え方も大きく異なります。人の目は2つ横についているので、目の高さ付近では段が横になっている方が向こう側が見えやすいと感じます。 |
- | * 夜に外の明かりをこのポリカダン越しに見ると、車や建物の光がボード内部で反射して線上に広がって見えます。段を縦に使っている窓では、光が横に広がり、段が横だと光が縦になります。結構きれいに光ってくれて意外でした。\\ さらに、日中窓越しに太陽を見ると、その光も横に大きく線状に広がって見えることに気が付きました。この線は空いっぱいに大きな円を描いているような曲線状で見ごたえがあります。\\ {{: | + | * 夜に外の明かりをこのポリカダン越しに見ると、車や建物の光がボード内部で反射して線上に広がって見えます。段を縦に使っている窓では、光が横に広がり、段が横だと光が縦になります。結構きれいに光ってくれて意外でした。\\ さらに、日中窓越しに太陽を見ると、その光も横に大きく線状に広がって見えることに気が付きました。この線は空いっぱいに大きな円を描いているような曲線状になり見ごたえがあります。\\ \\ {{: |
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===== 追加工 ===== | ===== 追加工 ===== | ||
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* 使ったのは、マグネットシートとその相手になる鉄の薄いシート(0.2mm)で、どちらも粘着剤付きです。窓の開け締め時に引っかからないように、なるべく薄めということで選びました。\\ {{: | * 使ったのは、マグネットシートとその相手になる鉄の薄いシート(0.2mm)で、どちらも粘着剤付きです。窓の開け締め時に引っかからないように、なるべく薄めということで選びました。\\ {{: | ||
- | * 内窓の枠が細く見た目上あまり幅広にはしたくないので、両方のシートを10mm幅の短冊状に長く切り出しました。鉄シートは硬いですが、厚みが無いのでカッターで何回も行き来すれば切れます。マグネットにしろ、鉄シートにしろ、ポリカーボネートよりは格段に硬いので、接触すればたやすく傷がつきますので、切断した切り口にできた尖った部分を、カッターナイフの後ろの丸い部分でつぶしておきます。 | + | * 内窓の枠が細く見た目上あまり幅広にはしたくないので、両方のシートを10mm幅の短冊状に長く切り出しました。鉄シートは硬いですが、厚みが無いのでカッターで何回も行き来すれば切れます。マグネットにしろ、鉄シートにしろ、ポリカーボネートよりは格段に硬いので、接触すればたやすく傷がつきますので、切断した切り口にできた尖った部分を、カッターナイフの後ろの丸い部分でつぶしておきます。\\ {{: |
* 内窓の枠に貼る鉄シートは、枠の形に合わせて曲げます。 | * 内窓の枠に貼る鉄シートは、枠の形に合わせて曲げます。 | ||
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* 実際に内窓に合わせてみると、枠同士ではなく片方は内側のポリカーボネートの表面に貼らないとテープの位置を合わせられないところもありました。そのような部分には、厚みがあって色が黒く目立ちにくいマグネットテープを見える側に使います。窓枠とボードの厚みの違いからくる段差を埋めて磁石がつきやすくなります。 | * 実際に内窓に合わせてみると、枠同士ではなく片方は内側のポリカーボネートの表面に貼らないとテープの位置を合わせられないところもありました。そのような部分には、厚みがあって色が黒く目立ちにくいマグネットテープを見える側に使います。窓枠とボードの厚みの違いからくる段差を埋めて磁石がつきやすくなります。 | ||
- | * 一通り貼り付けて内窓を閉めると、それほど強くはないものの窓同士がくっついてお互いに支えになっている感じです。その一方で、マグネットを付けていない窓の端は大きくたわんだままです。 | + | * 一通り貼り付けて内窓を閉めると、それほど強くはないものの窓同士がくっついてお互いに支えになっている感じです。その一方で、マグネットを付けていない側の端は大きくたわんだままです。 |
* そちらの窓の端にも残りの材料を切り出してマグネットテープを貼ることにしましたが、サッシの枠が出っ張っていないので、うまくつけられません。樹脂のL字アングルの残った材料で、窓の位置を固定できるような出っ張りを作って、そこにマグネットテープを付けることにしました。 | * そちらの窓の端にも残りの材料を切り出してマグネットテープを貼ることにしましたが、サッシの枠が出っ張っていないので、うまくつけられません。樹脂のL字アングルの残った材料で、窓の位置を固定できるような出っ張りを作って、そこにマグネットテープを付けることにしました。 | ||
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- | ===== 更にその後の感想 ===== | + | ===== その後の感想 ===== |
- | * しばらく使ってみて感じるのは、急激な温度変化があまり感じられなくなったことでしょうか。晴れの日は全面西日の窓から入ってくる熱で、冬でも温度が30度近くになったりはするのですが、他の窓を少し開けて冷たい空気を入れて温度調節したりすることが以前よりしやすくなりました。 | + | * 継続して使ってみて感じるのは、急激な温度変化があまり感じられなくなったことでしょうか。晴れの日は全面西日の窓から入ってくる熱で、真冬でも温度が30度近くになったりはするのですが、他の窓を少し開けて冷たい空気を入れて温度調節したりすることが以前よりしやすくなりました。 |
- | * さらに数ヶ月間使ってみて、暑い季節になりましたが、作る前に比べると酷寒、酷暑を和らげる効果は確かに感じられ、室内の冷暖房の冷気や熱が室外に逃げにくくなって、室内で過ごすのが大分楽になりました。 | + | * さらに数ヶ月間使ってみて、今度は夏の暑い季節も越えましたが、作る前に比べると酷寒、酷暑を和らげる効果は確かに感じられ、室内の冷暖房の冷気や熱が室外に逃げにくくなって、室内で過ごすのが大分楽になりました。 |
- | * 温度によるたわみについては、磁石で対策してそれなりには効果があったものの、完全には防げません。窓自体をもっとたわみにくい構造にしないといけないでしょう。 | + | * エアコンそばの窓の、温度差によるたわみについては、磁石で対策してそれなりに効果はあったものの、完全には防げません。窓枠に硬い芯を内蔵させるなどして、窓自体をもっとたわみにくい構造にしないと限界があります。 |
- | * 開け締めする窓の高さのある内窓については、強風の日などにサッシの隙間から吹き込んだ風でたわみ、レールから外れてしまうことがありました。追加した磁石も風には全くかないません。補強用に何かあればと思っていますが、ちょうどよい部材は見つかっていません。\\ とはいえ、ガラスとは違い非常に軽いので、外れたとしても簡単にはめ直せますので、多少手間がかかるぐらいです。 | + | * 温度以外でも、開け締めする窓の内窓については、強風の日などにはサッシの隙間から吹き込んだ風でたわみ、レールから外れてしまうことがありました。追加した磁石も風には全くかないません。\\ ポリカーボネート自体は、割れにくい反面、力を受けるとすぐにしなってしまうので、レールから外れやすくなります。補強用に何かいい材料があればと思っていますが、これといったものは見つかっていません。\\ とはいえ、ガラスとは違い非常に軽いので、外れたとしても窓枠上には乗っており実害はなく、レール枠に簡単にはめ直せますので、多少手間がかかるぐらいです。 |
- | * 引き戸にしている内窓の一つが開閉時にきつくなりました。内窓自体がたわんでくれて開閉は可能なのですが、施工当時に比べて、明らかに受けのレール側の寸法が足りなくなっています。内窓の上辺を少し削ったほうがよいのでしょうが、めんどくさいのでそのままです。 | + | * 引き戸にしている内窓の一つが開閉時にきつくなってきました。内窓自体がたわんでくれて開閉は可能なのですが、施工当時に比べて、明らかに受けのレール側の寸法が足りなくなっています。内窓の上辺を少し短くしたほうがよいのでしょうが、めんどくさいのでそのままです。\\ 同様に、窓枠上部の樹脂製の枠部品同士が接触しているあたりで、端がサッシから浮いている場所が何箇所かありました。部品同士の隙間がない部分なので、暑いときに高温で膨張した部品同士が押し合って歪んでしまったものと思われます。部品の切断時に少し寸法の余裕が足りなかった結果ですね。 |
- | * よく見るとアルミテープや両面テープなどの接着面が浮いてきたところがあちこち出てきています。気づいたところは再度押し付けておきます。 | + | * 掃除の際に、アルミテープや両面テープなどの接着面が浮いてきたところがあちこちあるのに気が付きました。気づいたところは再度押し付けてくっつけておきます。\\ 経年での劣化を一番感じるのは、このテープ類の粘着面です。剥がれがひどくなってきたら、一度テープを張り直すと良いと思います。サッシのアルミ面であれば、シール剥がし等も使えば跡も残らずきれいに剥がせるとと思います。 |
- | * ポリカーボネートの表面が傷つかないように極力表面を触らないようにしていましたが、数ヶ月も経つとあちこちに水蒸気の曇りのような汚れ(?)が見られるようになりました。自宅で作った雨戸に付いた屋外の汚れも、水をたっぷり含ませた洗車ブラシで軽く拭ったら当初のようにきれいになりましたので、軽く表面を拭く程度でこちらもきれいになると思います。 | + | * ポリカーボネートの表面が傷つかないように極力ボードの表面は触らないようにしていましたが、数ヶ月も経つとあちこちに水蒸気の曇りのような汚れ(?)が見られるようになりました。\\ 自宅で作った雨戸に付いた屋外の汚れも、水をたっぷり含ませた洗車ブラシで軽く拭ったら出来立てのようにきれいになりましたので、軽く表面を拭く程度でこちらもきれいになると思います。 |
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