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フィラメントリールアダプターの制作

各種アダプター
3Dプリンター(FFF方式)用のフィラメントを購入して、まず使い始めようとすると、プリンター側のホルダーの回転軸に対してリールの穴は大抵大きすぎてガタガタです。それでも使えないことはないですが、スムーズに回転できるように穴の大きさに合わせたアダプターを3Dプリンターで作りました。

構想

QIDI XPlusのホルダー部 リールを軸に通して2つの輪ではさみます QIDI XMAXも同じですが位置を固定できるネジ付き





左右対称に1個ずつ リール押さえ バネでリールを固定します リールを入れるときは立てます こうしたいのですが 押さえ部品を引っ張って向きを変えるのが大変













設計

押出しで作成
Fusion360を使ってデザインしました。
Maestro/ATOM対応がいらない場合は、単純に円2つのスケッチを上に押し出して円柱を作る方が簡単でしょう。



基本型

断面図のスケッチを軸の回りに回転させて穴付きの円柱を作り、角を丸めるフィレットを多めに付けて出来上がりです。
形は単純ですが、重要なのは各部分の寸法です。

断面のスケッチ 軸を中心に360°回転







Maestro/ATOM対応


2重型(QIDI用)

QIDI用に最初に作った2重構造のアダプターです。

2つを 重ねて使います  回転が軽くなります







制作

どれも形状が単純なので、3Dプリントする上で問題になる部分はありませんが、他のモノと接触する部分は滑らかになるように気をつけます。

Maestro/ATOMでプリント 外壁の層を増やします 正面 上から 底から













使ってみて

実際に取り付けて使用感や不具合がないかを確認です。